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藤原実「気になりませんか?」(3月12日)

人はなぜ無駄遣いをしてしまう?支出を減らし、無理なく節約できるスマホ活用術

文=藤原実/藤原実税理士事務所所長、内閣府所管公益財団法人生涯学習協議会認定ビジネスモデル・デザイナー(R)

記録に最適なツールはスマホ

 レシートをため込んでしまうと、どんどん後回しになってしまうので、買い物の直後に記録できれば一番楽です。その結果、私は普段から持ち歩いているスマートフォン(スマホ)で記録するという方法に落ち着きました。いつもスマホを手放さない現代人にとって、これは非常に合理的で効率的な方法といえるでしょう。買い物をしたらすぐにスマホに記録する、あるいはレシートを写真に撮っておくという方法もいいと思います。

 最初の2~3週間、意識して記録を残していれば、あとはそれが習慣になります。次第に、「財布からお金が出ていったら記録」というのが当たり前になってきて、今では記録しないと「気持ち悪い」とさえ感じるようになっています。

 今は家計簿のアプリやサービスがさまざまあるので、自分に合ったものを選んで使ってみるといいでしょう。中には、インターネットバンキングやクレジットカードと連携して、アプリやサービス上で一括管理できるものもあります。

 もちろん、個別にインターネット上で明細などを閲覧することはできますが、こまめにチェックしている人は少ないと思います。クレジットカードの場合、口座引き落としの前にお知らせのメールが来たから確認する、ぐらいの頻度の人が多いのではないでしょうか。

 その点、家計簿のアプリやサービスでは、設定さえすればインターネットバンキングやクレジットカードの情報を参照できます。それぞれのサイトにログインすることなく、支出や収入を確認することができるのです。

 1カ月、2カ月とデータが蓄積されてくると、自分自身の消費傾向が見えてきます。毎月、食事や雑誌にどれくらい使っているか、毎日買っているコーヒーが累積でいくらになっているのか、数字で見えてきます。

 自分の消費行動がどんな傾向にあるのか、または自分のお金にどういう流れがあるのか、ということを把握しておけば、今後のライフプランを設計するのに役立ちます。また、前述のようにインターネットバンキングやクレジットカードを連動させておけば、家賃や保険、その他のローンなどの固定費も、日々の支出と同時に管理することが可能です。

藤原実/藤原実税理士事務所所長、内閣府所管公益財団法人日本生涯学習協議会認定ビジネスモデル・デザイナー<R>

藤原実/藤原実税理士事務所所長、内閣府所管公益財団法人日本生涯学習協議会認定ビジネスモデル・デザイナー<R>

税理士。内閣府所管公益財団法人生涯学習協議会認定ビジネスモデル・デザイナー。藤原実税理士事務所所長。1975年生。慶應義塾大学経済学部卒
moresutartups.net 藤原実税理士事務所

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