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トクホのお茶は危険?「体に悪影響」とする専門家も…茶カテキンのサプリで障害例も

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「Thinkstock」より
 コンビニエンスストアなどで飲み物を購入するとき、健康に気を使う人なら「トクホ」のマークのついたお茶を選ぶことが多いはずだ。


「トクホ(特保)」とは、正式には「特定保健用食品」といい、消費者庁は次のように定義している。

「からだの生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、おなかの調子を整えたりするのに役立つ、などの特定の保健の用途に資する旨を表示するものをいいます」

 飲み物の場合、体脂肪の減少をはじめ血中コレステロールや血圧の改善、整腸などに一定の効果があるとされている。なかでも、トクホのお茶は肥満予防に効果的といわれ、若い女性などに愛飲者が多い。

 トクホは、その有効性や安全性について国が審査を行い、製品ごとに消費者庁長官が表示を許可している。つまり、国が「体にいい影響がある」とお墨付きを与えた製品なのだ。

 しかし、肥満予防や健康にいいどころか、専門家のなかには「トクホのお茶が体に悪影響を及ぼす」と警鐘を鳴らす人も存在する。はたして、トクホのお茶は本当に体にいいのだろうか。

トクホのお茶は副作用の抑制力が弱い?


「トクホのお茶のように、茶葉本来の成分バランスを無視して特定の成分を多く添加したものは、体に負担がかかる可能性があります」と話すのは、長年お茶の研究を重ね、中国茶・日本茶のインストラクターを務める森山成人氏(仮名)だ。

 ひと口に「トクホのお茶」といっても、近年はさまざまな商品が流通している。なかでも、ポピュラーなのは「茶ポリフェノール」を加えたものだ。

 茶ポリフェノールは、細かく分けると5000種類以上が存在し、そのいずれかの成分がトクホのお茶に添加されていることが多い。たとえば、実際にトクホのお茶に添加されている「茶カテキン」や「烏龍茶重合ポリフェノール」は、いずれも茶ポリフェノールの一種だ。

「茶ポリフェノールには抗菌や抗酸化、さらに抗がんの作用があることが近年の研究で判明しています。特に、茶カテキンや烏龍茶重合ポリフェノールは脂肪の吸収を抑える働きがあるため、トクホのお茶に添加されることが多いのです」(森山氏)

 茶カテキンも烏龍茶重合ポリフェノールも、もともと自然の茶葉に含まれているもので、トクホのお茶は製品の目的に沿った成分をより多く添加していることになる。こうして見る限り、いい影響しかなさそうに思えるが、トクホのお茶の何が問題なのだろうか。