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コンビニのから揚げは危険!抗生物質や危険な食品添加物を含有なのに無表示

文=郡司和夫
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コンビニのから揚げは危険がいっぱい! 中国からの製品輸入はノーチェック!の画像1コンビニのから揚げには秘密がある(depositphotos.com)

 から揚げ、焼き鳥、チキンカツなど鶏肉製品をめぐる熱い戦いが数年来、コンビニ業界で繰り広げられています。特に今年は干支が酉年ということもあり、各コンビニチェーンもから揚げなどチキン製品の販売に力を入れており、チキン戦争は例年になくフィーバーしています。

 こうしたなか、日本に輸入されている鶏肉の80%を占めるブラジル産鶏肉の大規模な偽装が発覚し、コンビニ業界を震撼させました。。

 ブラジルの食肉加工業の21の施設で政府の検査官を買収、不衛生な鶏肉が大量に販売されていました。日本にもこのうち2施設から、2015年に8900トン、2016年に8700トンが輸入されていたことが判明しました。
 
 ブラジル産鶏肉偽装の手口は、賞味期限が切れて腐敗臭のする肉を化学薬品で臭いを消し、着色料で着色して新鮮な鶏肉に見せかけるという悪質なものです。
 
 不安なのは、各コンビニチェーンが、から揚げなどのチキン製品にこうした偽装鶏肉を使用しているのかどうかです。

厚労省が鶏肉の原産地の明示をコンビニに指導

 セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルK・サンクスなど大手コンビニはどこもブラジル産鶏肉を使用しています。しかし、該当する食肉工場から出荷された製品を使用している大手コンビニチェーンはありませんでした。

 まずは一安心と思いたいのですが、年間約9000トンものブラジル産偽装鶏肉がどこで使われていたのかは解明されないままです。

 それにしても、鶏肉は不安だらけです。
 
 3年前には賞味期限切れ中国産鶏肉使用でテンヤワンヤの大騒動が起きました。賞味期限切れの腐った鶏肉を使った「上海福喜食品」のチキン製品は、2013年7月から翌年2014年7月までに6000トンが日本に輸入され、日本マクドナルド、ファミリーマートで販売されていたことが明らかになりました。

 この結果、日本マクドナルドの2014年8月の売上高は、2001年に上場して以来の最大幅となる前年同月比25.1%減と落ち込みました。ファミリーマートも該当する商品の販売中止を余儀なくされ、レシート持参者への返金対応を行うなど大きなダメージを受けました。

 厚生労働省は、この事態を受けて、から揚げなどの鶏肉の原産地を消費者に明らかにするようにコンビニ各社に指導しました。また、中国産からブラジル産鶏肉へのシフトも起こりました。

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