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気がつけば仕事もお金もない…本当にヤバいフリーランスの老後 お金の完全マニュアル

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「Thinkstock」より
 安定した生活を求めて公務員が人気を集める一方、近年は「フリーランス=自営業」に憧れを持つ人も少なくない。フリーランスワーカーの人材紹介などを手がける「Waris」が行ったフリーランスの幸せ度に関する調査結果でも、フリーランスの人生満足度は日本人の平均よりも高い数値が出たという。


 確かに、満員電車に乗る必要がなく組織にも縛られず……といった自由なイメージのある自営業だが、その半面、月々の給料が保証されているわけでなければ退職金が出るわけでもない。収入は実力と努力次第という、厳しい世界でもある。そんな自営業者のなかには、老後に不安を持つ人が非常に多いという。

 では、自営業は自分の将来にどのように備えるべきなのか。『マンガ 自営業の老後』(文響社)の著者でイラストレーターの上田惣子さんと、同書の担当編集者の飛田淳子さんに話を聞いた

なぜ危ない?「自営業の老後」の実態…


 タイトルからもわかるように、同書は自営業が抱く老後の不安と、その解決策について描かれたエッセイマンガ。発売直後からツイッターなどで話題となり、一時はAmazonランキングの総合5位に入った。

 担当編集の飛田さんは、「自営業の老後」というテーマを思いついたきっかけについて、こう語る。

「以前、老後のお金の本を出したとき、識者の方が『本当に厳しいのは個人事業主の老後だ』とおっしゃっていたんです。会社員向けの老後本はたくさんあるのに、自営業の老後をテーマにした本はあまりないんですよね」(飛田さん)

『マンガ 自営業の老後』(文響社/上田惣子)
 自営業の場合、もらえる国民年金が少ない上に退職金もない。将来、自分の身に何かあれば収入はゼロになる。それでいて、老後対策を取っている自営業者はほんの一握り。ちなみに、作者の上田さんもその1人だった。

「もともと、お金に関することがとても苦手で、かなりのズボラ。恥ずかしながら、真剣に老後の生活設計を考えたことがありませんでした。それでも、若い頃から、締め切りを守って真面目にコツコツ働いてきた自負はあったので、細く長く老後まで仕事があると思い込んでいたんです。ところが、47歳を境にどんどん仕事が減っていって……」(上田さん)

 仕事が減れば当然、収入も減る。以前は年収1000万円を稼いでいたときもあったが、50代に突入したときには、その3分の1に激減した。

 上田さんの仕事が減った理由は、今まで仕事を発注してくれていた担当者が出世し、現場から離れたり退社したりするなど、周囲の変化もあった。

「上田さんのようにきっちり仕事をこなしているのに『40代後半に差しかかった頃から仕事量が減った』というフリーランスの方は多いようです。特に受注が中心の業種は、発注側が管理職になり現場から離れることで、長年実直に働いてきた人への仕事の依頼が減るという現実はあるかもしれません」(飛田さん)

 真面目にコツコツ働いてきたにもかかわらず、ある時期から仕事が減って老後の不安に襲われる。それが自営業者の現実なのだ。

『マンガ 自営業の老後』

フリーランスが、死ぬまで幸せに生きるために、いま、できることのすべて

みんなが苦手な年金や税金の話を超絶わかりやすく体感できる実用コミックエッセイ。老後貧困に陥らないために、そして、死ぬまで黒字でいるために何をすればいいのか。53歳 超ずぼらイラストレーターが、専門家と先輩の力を借りて、ギリギリセーフで老後の備えを始めます。

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