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【座間9人遺体】快楽としての殺人&死体解体の究極型…殺人研究家が解説

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白石隆浩容疑者(写真:日刊現代/アフロ)

「世界的に見ても、そうとうに奇異な事件です」

 現場にまで足を運んで世界中の殺人を研究する殺人研究家であり翻訳家の、柳下毅一郎氏はそう語る。

 白石隆浩容疑者(27)は、神奈川県座間市のアパートで、8月下旬から10月にかけ、2カ月間に9人を殺害し遺体を解体、頭部など遺体の一部をクーラーボックスに入れて自室に保存していた。

 殺人者が犠牲者の遺体を解体することは、日本でもしばしば起きている。その最大の目的は犯行の隠蔽である。遺体を解体し分散して遺棄すれば、まるごとの遺体を遺棄するのに比べてはるかに発見されづらい。解体された遺体が発見された場合でさえ、加害者の特定は難しい。1994年の「井の頭公園バラバラ殺人事件」は、被害者の特定はできたが、犯人にはたどり着けないまま公訴時効を迎えた。88年の「篠崎ポンプ所女性バラバラ殺人事件」、2003年の「つくば市男性バラバラ殺人事件」、08年の「琵琶湖バラバラ殺人事件」では被害者の身元さえわかっていない。

 もちろん遺体を解体して遺棄しても、犯人逮捕に至った例も多い。だが殺人者が罪を逃れるために、遺体解体はかなり有効な手段なのだ。解体した遺体をアパートに残していなければ、白石容疑者の逮捕にはもっと時間がかかったか、あるいは逮捕に至らなかった可能性さえある。

 世界を見渡してみても、解体した遺体を手元に残しておいた殺人者は、片手で数えられるほどしかいない。

 最も有名なのは、映画『羊たちの沈黙』『サイコ』『悪魔のいけにえ』のモデルになった、エド・ゲインである。1957年、米ウィスコンシン州プレインフィールドの彼の家に保安官たちが踏み込むと、人間の皮で作ったランプシェード、ベルト、椅子、ブレスレット、人皮製の衣装、人面マスク、頭蓋骨からつくったスープ椀などがあった。ゲインは墓から掘り出した死体と、自分が殺害した死体から、それらをつくったのだ。

 ジェフリー・ダーマーは、1978年から91年にかけて、警察が掴んでいるだけで17人の青少年を殺害した。ウィスコンシン州ミルウォーキーにあったダーマーのアパートに警官が踏み込むと、鍋には脳のトマトソースが出来上がっており、冷蔵庫にはラップでくるまれた2つの首、キッチンのガラス瓶には塩漬けにされたペニスがあり、煮込んだ手脚も出てきた。

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