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高井尚之が読み解く“人気商品”の舞台裏(11月9日)

有力選手続々輩出、話題のバディスポーツ幼児園、驚異の教育法&経営術 サービスも充実

文=高井尚之/経済ジャーナリスト

「現象の裏にある本質を描く」をモットーに、「企業経営」「ビジネス現場とヒト」をテーマにした企画や著作も多数あるジャーナリスト・経営コンサルタントの高井尚之氏が、経営側だけでなく、商品の製作現場レベルの視点を織り交ぜて人気商品の裏側を解説する。

 “公務員ランナー”として知られ、出場する大会で毎回注目を集めるマラソンランナーの川内優輝とサッカー日本代表で最も注目されているFC東京の武藤嘉紀――年齢も競技種目も違う2人のアスリートが子供時代に通ったのが、「バディスポーツ幼児園」という教育施設だ。

 同幼児園は、各自治体が定める「認可外保育施設指導監督基準」を満たす園で、保育園並みの長時間預かりができる幼児教育施設。バディ企画研究所代表取締役で園長の鈴木威氏が1982年に開園した。高校時代は陸上競技選手として注目され、東京学芸大学で教員免許を取得している。

●一般的なスポーツ施設とは違う、独自の方針

 バディ企画研究所の本社は東京世田谷区の環状8号線近くにあり、地元世田谷区や杉並区、区内に2カ所の園がある江東区の子育て世代にはよく知られた存在だ。希望する園児にはバスで送迎もしており、地域内を「スポーツ教育のバディ」と横書きされたバスが走っている。

 同園で預かるのは2歳から就学前までの子供だ。通常保育時間は平日午前8時から午後5時までで、希望者は午後7時まで延長できる。午前10時から午後3時まで授業を実施。体育は毎日行うが、それ以外に芸術、自然、音楽、言語といったカリキュラムを設けて、幼児の思考力や表現力の育成に力を注ぐ。

 特に力を入れている体育は、陸上やサッカー以外に、器械体操、バスケットボール、柔道など種目はさまざま。取材時に見学した際は器械体操を行っていた。指導者の多くは元選手だ。

高井尚之/経済ジャーナリスト・経営コンサルタント

高井尚之/経済ジャーナリスト・経営コンサルタント

学生時代から在京スポーツ紙に連載を始める。卒業後、(株)日本実業出版社の編集者、花王(株)情報作成部・企画ライターを経て2004年から現職。出版社とメーカーでの組織人経験を生かし、大企業・中小企業の経営者や幹部の取材をし続ける。足で稼いだ企業事例の分析は、講演・セミナーでも好評を博す。近著に『20年続く人気カフェづくりの本』(プレジデント社)がある。これ以外に『なぜ、コメダ珈琲店はいつも行列なのか?』(同)、『「解」は己の中にあり』(講談社)など、著書多数。

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