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有力選手続々輩出、話題のバディスポーツ幼児園、驚異の教育法&経営術 サービスも充実

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 幼児園以外にスポーツクラブ野外活動教室も運営する。スポーツクラブでは小学5~6年生が、週末には中学生が活動している。幼児園を卒園後も同スポーツクラブに通う子供は多い。そのうちの一つ、バディサッカークラブは少年サッカーの強豪として何度も全国大会に出場しており、武藤選手は小学6年生までここに所属した。

 体育に力を入れる理由について、鈴木氏が次のように語る。

「子供が『やればできる』をすぐに実感できるからです。例えば、年長組は毎年10、11月に跳び箱を実施します。バディではクラス全員ができなければ、できたものとして認めません。そうすると小学校に上がる前の年齢でも、最後は全員、6段の跳び箱が飛べるようになります。子供は簡単なことはすぐに飽きてしまいますが、少し難しいことだとがんばります。できない子には先生がマンツーマンで教えてあげれば、必ずできるようになるのです」

 ただし過保護な教え方はしない。基本的には「水もあげすぎれば、根も腐る」の教育方針で、本人の自立性を促すのだという。

 また授業では「考えさせる」ことにも力を注ぐ。例えば「ここに5000万円がある。こちらには5000万円で買える家がある。みんなはどうする?」と質問する。

 すると「その家買う。だってウチはボロいから」と感覚的に答える子もいれば、「通勤に便利なの? お父さんは通勤に便利な場所じゃないと買わないって言っていた」と日頃から観察している親の考え方を反映させて答える子など、さまざまな答えが返ってくる。質問に正解はなく、どれもみんな正しいので子供も前向きに答えるという。

 体育では成功を体験させて、座学では自分で考えさせるのが教育方針のようだ。

●親の姿勢も影響


「三つ子の魂百まで」のことわざではないが、川内選手は幼い頃から、自分がこうと思ったら絶対に曲げないところのある子だったという。在園当時、先生が「食べ物は何が好きなの?」と聞いたところ「肉」と答えたので、「どんな肉が好き? ステーキ? しゃぶしゃぶ? すき焼き?」と質問を続けたところ、「肉って言ったら肉なんだよ」と言い切ったという。

 現在も実業団チームとは距離を置いて埼玉県職員として働きながら、独自の調整で大会に出場し続ける気骨を彷彿させるエピソードだ。
 
 そんな川内選手は3月の早生まれで、幼い時期は月齢差がある同級生に比べて走るのが遅かったという。それでも必死に前を追う姿に、川内選手の母は「あの子はすごい」と前向きに受けとめていたようだ。

 一方の武藤選手は、幼い頃から天才肌だったという。明るく素直な性格だが、非常に負けず嫌いで、同じ年に井上啓太という上手な子がいて、幼児期からライバルとして競い合って成長した。現在、井上選手は東京農業大学サッカー部の副主将として活躍している。武藤選手の母も「井上君がいるから成長できる」とチームメイトの存在を含めて見守っていた。

 サッカーチームのコーチが「親が必要以上に指導者に口をはさむ家庭の子供は、伸び悩むケースが多い」と語るとおり、保護者の見守る姿勢も大切なようだ。

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