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金子智朗「会計士による会計的でないビジネス教室」

作業的仕事の人は、かなり近い内に本当に不要になる ロボットのほうが断然マシな時代

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 そして、それは多くの人が想像しているよりもはるかに近い将来に訪れるだろう。ITの進歩は驚くべき速さだ。東ロボくんの偏差値アップのスピードをみれば明らかだ。単に上がっているだけではなく、上がり方が加速している。トヨタ自動車は、2020年には高速道路上での自動運転を実用化するとしている。数年後にはもうそういう世界になるのだ。10年後には、クルマを運転するという作業はなくなっているかもしれない。

 電車はすでに無人で走っている。旅客機だってよほどの強風でなければ自動操縦で着陸もできる。無人で旅客機を飛ばすことは、技術的にはすでに可能だ。それでも監視役の人間が1人は必要だろうが、その場合は犬も同乗させる必要があるというジョークがある。人間が余計なことをしようとしたら噛みつくための犬だ。これはあながちジョークでもない。航空機どうしのニアミスの中には、コックピットのコンピュータの指示通りに操縦していればそうならなかったケースがある。人間が下手に手を出さないほうがうまくいくことが現実となっているのだ。

 これだけ多くの作業が取って代わられれば、人間の役割は知的アウトプットしかなくなる。それができない人は本当に要らなくなってしまうだろう。ロボットやAIのほうがよほどうまくやってくれるからだ。企業は今ほど多くの従業員を必要としなくなるだろうし、従業員も長時間会社にいる必要もなくなる。そうなれば、今盛んに議論されている「報酬を時間で評価すべきか否か」という「べき論」もなんの意味もなくなってしまう。

 繰り返しになるが、そういう時代はすぐにやってくる。

 理論物理学者のスティーブン・ホーキング博士はAIの開発に懸念を示している。AIの進化は、ゆっくりとしか進化できない人類を追い越し、いずれはAIが自己進化を始めて、人類を滅亡させる可能性があるというのだ。

 我々はそういう時代に生きているのである。
(文=金子智朗/公認会計士、ブライトワイズコンサルティング代表)

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