この日の交流会も、最終的に二十数人が参加しており、参加費が1人1500円としても、単純計算で売り上げは3万円強となる。運営スタッフは、時給で雇われたバイトと思われるので、3人合わせても人件費は1万円程度で済み、自治体の施設なので場所代もほとんどかからない。もう少し大規模にすれば、異業種交流会がある程度のビジネスになるのは確かだろう。

 E氏の営業トークには少し辟易したが、交流会ビジネスが流行する理由の一端に触れることができた気がした。お礼を言ったところで時間になったため、会場を後にする。

 結局、異業種交流会を肌で感じてわかったのは、「必ずしも有益なコネを構築できる場ではない」ということだ。しかし、普段の生活では会う機会の少ない種類の人と話すことができた上、多様な価値観に触れることもできたのは事実である。

 また、今回話した人に限っていえば、参加者にはマルチ商法や宗教の勧誘をしてくる人もいなかった。動機や理由はどうであれ、一度参加してみると、思いのほか楽しい体験ができるのではないだろうか。
(文=敷島守)

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