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最近やたらと目にする「串カツ田中」、誕生&急成長の嘘みたいな本当の理由…なぜ駅から遠い?

構成=ソマリキヨシロウ/清談社
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開店直後から月800万円売上の繁盛店に

――串カツ田中の1号店は東京・世田谷でした。

坂本 世田谷の松陰神社の近くに15坪ほどの物件を見つけたのですが、ターミナル駅ではなく繁華街があるわけでもないので、お客さんは近所に住んでいる地元の方々しかいない。ただ、家賃は安いし、設備費も居抜きで150万円ぐらいしかかかりませんでした。「売り上げが月400万円ぐらいあれば、借金も返済しながらいけるんじゃないか」と始めてみたそうです。

 ところが、オープンから2~3カ月でお客様がどんどん増えていき、当初想定していた2倍の800万円ぐらい売り上げたんですよ。開店時から、2回転分ぐらいのお客様が並ぶような繁盛店になったんです。このとき、高い家賃、重い設備投資、給料の高い料理人など、「それまで失敗の原因だった要素が逆転している」ということに気づきました。そこから、より儲かる企業体質に仕上げていったというかたちですね。

――フランチャイズ展開は、早い段階から考えていたんですか?

坂本 直営店が3店舗ぐらいになった頃、社長と副社長がお客様から「串カツ田中に似ている店ができたよ」と教えていただき、「どんな店なのかな」と行ってみたそうです。でも、そのお店の串カツが、あまりおいしくありませんでした。

 それが焼き鳥のお店なら、単純に「おいしくないね」で済むのですが、当時、串カツはまだ世の中にあまり浸透していませんでした。そこで、そういう店が出てくると、「胃にもたれる」「おいしくない」と串カツ自体の印象がネガティブなものになってしまいます。そうなれば串カツ田中の未来もなくなるので、「模倣店が増える前に、うちの串カツを食べてもらわないといけない」と、スピード展開を決意したのです。

 また、人材の確保が難しいため、やはりフランチャイズ展開しかありません。幸いなことに、外食業界内でも「おいしい串カツ屋がある」と注目されていたので、フランチャイジーもよく集まり、すぐに50店舗ぐらいに増えました。現在は135店舗あり、6対4の比率でフランチャイズ店のほうが多いですね。

「大阪伝統の味」なのに関西には8店舗?

――出店数の目標はありますか?

坂本 「串カツを日本の文化に」という目標を掲げているので、できれば日本中に出店したい。現在の出店基準は1日の乗降客数4万人以上の場所ですが、これが全国に1000カ所ぐらいあるので、長期的には、そこをすべて押さえていきたいですね。

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