ビジネスジャーナル > キャリアニュース > 新刊JPニュース > 爆発的なイノベーションを生む思考法  > 2ページ目
NEW

最速でイノベーションを起こす人材が「売れる」よりも大事にしていること

新刊JP

 この新商品の開発にあたってチームがまず考えたことは「スマートフォンに入れてある音楽すべてを最高の音質で聴けるようになったら、人はどうするだろう」ということだった。

 この問いから生まれた「ジャム・ボックス」という製品は、ヘッドフォン同様、クォリティーの良い音質と高いデザイン性を実現し、モバイル機器を持ち歩くライフスタイルに役立つように設計され、「モバイル・スピーカー」という新たなジャンルを創造した。
結果、ユーザーは「ジャム・ボックス」をいつでもどこでも音楽を楽しめるスピーカー・フォンとして、電話会議をスムーズに行う高機能ツールとして使うようになった。

 この成功を可能にしたのは、デジタルなインフラで顧客とコミュニケートしながら顧客ニーズを掴んだこと。そして、そのニーズに隣接する別の領域のニーズを模索し、そのニーズを満たすための製品開発に邁進したことだ。自社の製品にのみ着目し、「改良版」をつくるだけの企業ではこうはいかない。

 本書からはスピード感が増す現代のビジネスにおいて、最速でイノベーションを起こすヒントが得られるだろう。
(ライター/大村佑介)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

最速でイノベーションを起こす人材が「売れる」よりも大事にしていることのページです。ビジネスジャーナルは、キャリア、, , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!