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モスバーガー、O121感染で大規模食中毒…崩れるモス品質、生鮮野菜の大腸菌検査怠る

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モスバーガーの看板

 今年、歴史的な猛暑に見舞われた日本で、外食産業に衝撃を与える大規模な食中毒がたて続けに発生した。
 
 まず、8月10日から23日の間に、関東・甲信地域のモスバーガー19店舗を利用した28人が腸管出血性大腸菌O121に感染し、このうち2店舗が行政処分を受けた。さらに8月31日から9月3日にかけて「すかいらーく」運営の回転寿司チェーン店「魚屋路」の21店舗で寿司を食べた115人が腸炎ビブリオによる食中毒になり、21店舗が行政処分を受けることになった。原因食材は中国産の生ウニであった。

 この2つの食中毒が外食産業に衝撃を与えたのは、日本を代表する外食チェーンで起こったためであった。モスバーガーは安全へのこだわりを売りにして、「商品の『安全』にもとことんこだわるのがモス品質」と公式サイト上に掲載。そして、国際規格(ISO22000)に準じて「モスバーガーの商品にかかわるすべての工程を管理しています」としていた。同規格は、「HACCPの食品衛生管理手法をもとに、消費者への安全な食品提供を可能にする食品安全マネジメントシステム(FSMS)の国際規格」であり、モスバーガーは外食産業としては真っ先に導入したのである。
 
 同規格では食中毒の発生を防げなかったという事実に、外食産業は大きなショックを受けているのである。モスバーガーは「現時点においても感染源および感染経路の特定には至っておりません」(10月3日付「食中毒事故の経過と再発防止対策について」)としながらも、非加熱食材(野菜類)を中心に対策を強化しているとして、野菜のO121汚染を示唆している。

 そして、対策強化策のなかで、食中毒を発生させた原因の一端が明らかになっている。それは、生鮮野菜の検査について「サンプル品による一般生菌、大腸菌群、大腸菌、腸官出血性大腸菌O157、O121を追加」としている点である。要するに、生鮮野菜のこれらの検査をしていなかったのである。そのことにより、O121汚染の野菜流入を防げなかった可能性がある。

輸入食品の検査率、わずか8.4%


 一方、魚屋路の食中毒は、腸炎ビブリオに汚染されていた中国産生ウニによるものであった。魚屋路はHACCP等の認証は取得していなかったものの、HACCPに準じて一般衛生管理に加え作業手順書の作成や調理にかかわる各種記録等を作成するなどの衛生管理をしていた。もともと、すかいらーくは総合品質保証部長が食品安全委員会の専門委員になるなど、政府の食品安全行政ともかかわってきた。そして、食の安全安心への取り組みとして次のように述べている。

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