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小林敦志「自動車大激変!」

トヨタ“プリウス人気”終焉の可能性も…「新型カローラ」が3代目ユーザーの受け皿に?

文=小林敦志/フリー編集記者

新型カローラがプリウスのポジションを奪還か

 3代目プリウスが爆発的に売れたが、4代目のスタイルのアクが強すぎて、4代目への代替えがスムーズに進まなかった。そのようなこともあり、全店扱いの「C-HR」やトヨタ店を除き取り扱っている「カムリ」などが3代目ユーザーの受け皿となっているのだが、それでも日系他メーカーや輸入車にけっこうな数が流れている。

 このような状況下でカローラセダンが全店扱いとなれば、3代目ユーザーの代替え受け皿として、この上ない強力ツールとなる。それに加えて、各販売チャンネルとも、かなり年式の古いトヨタのセダンに乗り続けているユーザーも多く、それらのユーザーへの代替え車種としても、“カローラブランド”効果は抜群といえるだろう。

 ここ最近は「アクア」に押されぎみともいえるが、プリウスは“平成のカローラ”ともいわれ、昭和時代のカローラを超える勢いで売れ続けてきた。しかし、平成から元号が変わる19年にデビューする新型カローラがプリウスのポジションを奪還し、「ノート」やアクアと登録車販売ナンバー1を争うかもしれないというのは皮肉な話だ。

 次期カローラシリーズは、セダンだけでなく、ステーションワゴンのフィールダー(次期型ではこの呼称は使わないとの情報もある)、ハッチバックのスポーツもあるので、そのポテンシャルは十分にあるともいえよう。
(文=小林敦志/フリー編集記者)

小林敦志/フリー編集記者

小林敦志/フリー編集記者

1967年北海道生まれ。新車ディーラーのセールスマンを社会人スタートとし、その後新車購入情報誌編集長などを経て2011年よりフリーとなる。

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