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LIXIL、燻る“日本脱出計画”…売上は国内依存、創業家CEO復帰で株価大暴落

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リクシル本店ビル(「Wikipedia」より)

 住設機器・建材の総合メーカーの最大手、LIXILグループが大混乱に陥った。「日経ビジネス」電子版が、潮田洋一郎会長兼最高経営責任者(CEO)がMBO(経営陣が参加する買収)を行った上で本社をシンガポールに移そうとしていると報じ、波紋が広がっている。

 LIXILグループは1月31日、2018年4~12月期の連結決算(国際会計基準)を発表した。売上高にあたる売上収益は前年同期比0.8%増の1兆3811億円、純利益は同94%減の21億円と、惨憺たる成績だった。人件費の高騰に加え、採算の悪化したイタリアの建材子会社、ペルマスティリーザで赤字幅が拡大したことが響いた。

 2月4日付の株式専門紙「日本証券新聞」は、潮田氏が決算説明会の席上で、MBO観測を報じた日経ビジネス記者と“対決”した、として異様な会見模様を伝えた。

 1月21日付「日経ビジネス」電子版は、『スクープLIXILがMBOを検討、日本脱出も』とのタイトルで、「LIXILグループは昨年、MBO・本社移転・シンガポール上場という一連の計画を検討することを取締役会で決議している」と報じた。

 この日経ビジネスの報道を受けて、LIXIL株式は一時、売買停止となった。その後、「MBO・本社移転・シンガポール上場という一連の計画に関する一部報道」について、「取締役会において、検討および決議を行った事実は一切ない」とする、否定コメントを発表した。

 1月31日の決算説明会の席上でも、山梨広一最高執行責任者(COO)は「現在、過去の取締役会において、報道のような案件を検討、議論、決議したことはない」と、改めて全面否定した。

 さらに、「日経ビジネス」(日経BP社/2月11日号)のコラム「時事深層」で、『株主から物言い相次ぐLIXIL、不可解人事の波紋』と報じ、普段は強硬手段を行使しない“穏健派株主”といわれる世界最大級の投資会社、米ブラックロックが、潮田氏のCEO復帰について疑義を唱える書簡をLIXILグループに送ったことを明かした。

 そのうえで、「迅速な対応が不可欠だ」としている。

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