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彼女や妻の生理前のイライラ、男性に耐える義務はない?「あえて逃げる」という選択肢

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「Getty Images」より

「女性の生理はつらいものだ」と、男性が知る機会も増えた。かつて、2016年に「被災地に届いた生理用品を“こんな時に支給するとは不謹慎だ”と送り返した男性」が話題になった。この男性が実在したかは明らかになっていないが、仮に実在したとしても、こんな男性が多数派ではないはずだ。

 どちらかといえば「女性はたびたび、生理がつらいと言っている。具体的なことはわからないが、腹がものすごく痛くて、感情の制御がきかなくなるらしい。ここは触らぬ神に祟りなし、優しくしておくに限る」というのが、男性の一般的な理解ではないだろうか。

 断片的に「生理がつらい」という情報が出回る一方で、学校時代の性教育が今さら受けられるわけでもない。「女子が生理の授業を受けている間に、男子はサッカーをしていた」世代からすると、実際のところ何がつらいのかを知るチャンスもないだろう。そうなると、「なぜ男ばかりが女のイライラに耐えなくてはいけないのか」という不満が出てくるのも当然だ。

男だけが女のイライラに耐えるべき?

 男女で肉体的な差があるのは、誰もが認めることだ。たとえば女性はだいたい10代から50代の期間に生理がある。個人差はあるものの、一般的に男性は女性より筋力や性欲が強いとされる。これらはホルモンなど生理機能が理由とされる。そして、かつては女性の生理が「公で語るようなことではない」と隠されてきた一方で、男性は「性欲は男の本能だからさぁ」と飲み会などで堂々と語られてきた。「男が女遊びをするのはしょうがない、だって本能なんだから」という言葉を、聞かされた人も多いだろう。

 しかし、こういったセリフは、次第に許されなくなっていく。そもそも性的な話題を職場で出すことが、いまではハラスメントとして処罰の対象になる。ましてや「男の浮気は許されてもよいが、女の浮気はダメだ。男のは本能なんだから、許してあげなくちゃ」なんて言おうものなら、SNSでさらされて無限に叩かれるだろう。

 一方、女性が「生理を公で語る権利」は徐々に拡大し、おおっぴらに辛さを発信できるようになった。「女性が理不尽にイライラを付き合っている男性へぶつけてしまうのも、ホルモンのせいだから仕方がない、そこは理解してほしい」――。そんな声が届くようになって、男性がこれまで理由も知らなかった“彼女が月1でキレる現象”も解明されたはずだ。その一方で、「なぜ男はホルモンを理由に性欲を発散すると叩かれて、女は同じ理由で男へ八つ当たりしても許されるんだ?」という声があるのも事実だ。ある20代男性は語る。

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