RADWIMPS野田洋次郎“優生思想ツイート”炎上止まず…本人は「問題なし」と考えかの画像1
RADWIMPSの野田洋次郎が2020年7月16日に投稿したツイート。多くの批判を呼んだ。

 RADWIMPS野田洋次郎の“優生思想ツイート”炎上騒動。いまだ沈静化する様子はなく、ネットではさまざまな意見が飛び交っている。

 発端は野田の7月16日のツイート。この日、高校生棋士・藤井聡太棋聖が史上最年少で「第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」においてタイトルを獲得したことから、野田はツイッターで「藤井聡太棋聖、すごい。想像もできない世界だなぁ。おめでとうございます」と祝福した。

 続けて、「前も話したかもだけど大谷翔平選手や藤井聡太棋士や芦田愛菜さんみたいなお化け遺伝子を持つ人たちの配偶者はもう国家プロジェクトとして国が専門家を集めて選定するべきなんじゃないかと思ってる。 お父さんはそう思ってる #個人の見解です」と持論を展開。

 このツイートについて、ネットでは「優生思想にもつながる恐ろしい考え」「ナチスの考えと一致」「人権無視の発言ですね」「国に配偶者決められるなんて、本人が喜ぶわけないだろう」と批判が殺到。

 野田は問題のツイートに「めちゃめちゃ真面目に返信してくださる人いますが冗談で言っています、あしからず」とも付け加えていたが、「冗談でも言っちゃいけない」「冗談で済まされるのすごく残念です」「言葉のセンス疑います」とさらなる批判を浴びていた。

 さらに作家の乙武洋匡氏も、自身のツイッターで「『これぞ優生思想』という考え方をここまで無邪気に開陳できてしまうのは無知ゆえだと思う一方、私だって無知ゆえにトンデモ発言をしてしまっていることはあるかもしれない。そう思うとゾッとする」とコメント。続けて「ここでお名前の挙がった方に限らず、すべての人が異性愛者であることを前提に話す時代もそろそろ終わりにしなきゃ」「配偶者を持つこと、子どもを持つこと。それができない人だっているという事実を、そろそろみんなで共有していきたいですよね」とつづるなどし、話題となっていた。

背景には、昨今の「反差別意識」の高まりがあるか

 ある芸能ライターは、野田のツイートが炎上した背景に「差別問題全般への意識が世間的に高まってることも関係しているだろう」と指摘する。

「7月23日に報じられた京都ALS嘱託殺人事件、2016年の津久井やまゆり園事件など、加害者の根底に差別意識を感じさせる事件が起こっていることや、『不良な子孫の出生を防止する』とした旧優生保護法による強制不妊手術の問題、そしてLGBTsといった人権にかかわる問題などが度々クローズアップされていることから、昨今では差別問題への関心が高まっています。

 野田のツイートは、大谷翔平選手ら優秀な人材を褒めたたえたいがゆえの内容だったのかもしれませんが、確かに本人の意思を考慮していないともとらえることができる。差別問題に注目が集まっている現状では、炎上するのも仕方がなかったといえるでしょう」(前出・芸能ライター)

彼は今回のツイートについて『問題がある』と考えていないのかも

 野田といえば、2018年に発表した楽曲「HINOMARU」の歌詞が「軍歌みたい」「右翼思想」と批判を浴びて、後にツイッターで「軍歌だという人がいました。そのような意図は書いていた時も書き終わった今も1ミリもありません」「傷ついた人達、すみませんでした」と謝罪していた。今回、またしても大炎上してしまったが、野田の活動に影響はあるのだろうか。

「野田はミュージシャンであり、クライアントがかかわるCMやテレビの仕事がメインではなく、あくまでもファンコミュニティに対してのライブや音楽ビジネスが軸。体裁を重視するような大手プロダクションに所属しているわけでもない。そのため、この発言が彼にただちに直接的な打撃を与えることはないでしょう。そもそも野田は、自身の楽曲にもにじみ出ている独特の価値観がウリでもあるため、ファンからは今回のツイートについて『洋次郎らしい』という声もあるほどです。

 ただ、彼は東北震災の被災地支援をしたりと、基本的にすごく真面目な人物。真面目であるがゆえに批判の声を気にしている可能性もありますが、当該ツイートを消さないところを見る限り、彼は今回のツイートについて『問題がある』とは考えていないのかもしれません」(芸能プロダクション関係者)

 結婚などを含む生き方の多様化が叫ばれている現在、芦田愛菜や藤井聡太棋聖がいずれ結婚するという前提の内容であることから、「未成年へのセクハラ」との指摘もある野田のツイート。沈静化するのはいつになるのだろうか。

(文=編集部)

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