マスク内側はファンデもメイクも“しない”が正解!ランチ時などはクッションファンデ
通勤や買い物等、外出時にマスクが手放せない今。しかしマスクをすることで、「マスクの内側のメイクが崩れやすい」「マスクの内側はどこまでメイクすればよいの?」というお悩みを持つ人も多いようです。
そこで今回は、メイク講師の経験を持つ筆者が、気持ちよく過ごせるマスクの内側のメイク方法についてご紹介します。
マスクの内側は思い切って「ファンデを塗らない」
マスクの内側は呼吸で湿度が高くなることから、メイクが落ちやすい環境。そして夏は体温が上昇しやすいこともあり、マスクを外すとメイクがドロドロに崩れているなんてことも。一度崩れてしまった広範囲のファンデーションをお直しするのは簡単ではありません。
また、崩れたメイクがマスクの内側に付着すると、気持ちよくマスクを着用することができなくなるだけでなく、メイクが付着したマスクが肌に擦れることで肌荒れの原因になることもあります。
マスクの内側のメイク崩れを防ぐため、筆者も色々なタイプのファンデーションや、ファンデーションが落ちにくくなる仕上げのスプレーなどを試してみましたが、ファンデーションをのせている以上、「落ちない」を叶えてくれるものとは出会えませんでした。
そこで筆者がおすすめするのが、思い切って‟マスクの内側はファンデーションをのせない”というメイク法。マスクで隠れている部分はメイクをしなくても人目には触れないため、あえてファンデーションやチーク、口紅をのせる必要はありません。のせないことでメイク崩れを招くことがなくなり、マスクにメイクがベタっとついて不快な思いをすることもありません。ただし、多くのマスクは紫外線を通してしまうため、日焼け止めや日焼け止め効果が期待できるメイク下地はのせておくことが大切です。
お直しはクッションファンデーションがおすすめ
仕事の合間のランチなど、人前でマスクを外す機会がある場合は、クッションファンデーションでメイク直しをするのがおすすめ。クッションファンデーションとは、コンパクト内のスポンジに染みこませてあるリキッドファンデーションを専用のパフにとって使用するアイテム。メイク下地の機能を兼ね備えたものも多いため、マスクを取った肌にポンポンとのせるだけで、手を汚すことなく手早くベースメイクを仕上げることができます。
もともとファンデーションをのせていた部分と、新たにクッションファンデーションをのせた部分の境目は、指でトントンと軽くならすと目立たなくなります。
あとはお好みでチークやリップをのせれば、あっという間にマスクを取った部分のメイクが完成します。
再びマスクをするときは「メイクを取り去る&保湿」
再びマスクをするときは、マスクで覆われる部分のメイクをクレンジングシートで軽くオフするのがおすすめ。「あとは帰るだけでマスクを外さない」というときなどは、メイクの上からマスクをしても問題ありませんが、またマスクを外す機会がある場合や、長時間マスクをする場合は、軽くメイクオフしてからマスクを着用したほうが衛生的にも見た目にもキレイを保てます。
クレンジングシートには色々な種類がありますが、この場合、オイルインタイプではなく、リキッドタイプを選ぶのがポイント。また、‟洗顔不要“タイプを選ぶとよいです。マスク部分のメイクをサッと軽くオフし、乳液で軽く保湿して、日焼け止めを塗れば完成です。乳液はいつもお使いのものを旅行用のミニボトルに移して持ち歩くと便利です。
マスクを取った後の肌は乾燥しがち!
マスクをしていると、マスク内に吐いた息の湿気がこもることから、保湿されているように感じる人も多いかと思います。しかし、注意したいのはマスクを外した後。マスク内にこもっていた水蒸気が蒸発するとき、同時に皮膚表面の水分も蒸発しやすくなります。そのため、マスクを外した後は肌が乾燥しやすくなってしまいます。
マスクを外した後は、乳液やミスト化粧水を使用して軽く保湿するとよいです。また、マスクが欠かせない今の時期は、朝晩のスキンケアでしっかりと保湿することも大切です。
このように、マスク着用時はいつもよりもメイクが崩れやすいため、ファンデーションをのせる場所とのせない場所の工夫をしたり、お直しで使用するメイクアイテムを工夫したりして、上手にマスクと付き合ってみてください。
(文=玉村麻衣子/美眉アドバイザー)