主婦歴18年の私が実践、料理と後片付けを劇的にラクにする裏ワザ7選!ピーラー、食器洗い…
効率よく・楽しく・ラクに家事ができないか日々模索している、整理収納アドバイザーのまいです。主婦歴18年、効果がありそうな「家事の裏ワザ」を知ると試さずにはいられません。今回は、「料理と後片付け」に関するとっておきの裏ワザを7つご紹介します。ずっと使えて知って得するものばかりです。ぜひ試してみてくださいね。
1.腕まくりは内側に
さあ、袖をまくって料理を始めましょう。
腕まくりをする時、普通は袖を外側に何度か折りますよね。でも、作業中にだんだんと袖が下におりて邪魔になることがありませんか? 濡れたり汚れたりした手で何度もまくり上げるのは、意外とストレスになりますよね。
袖を外側ではなく内側に折ってみてください。
腕と内側に折ったシャツの摩擦で、落ちにくくなります。
2.フタに油性ペンで名前を書く
酒・みりん・醤油などの調味料を、コンロ近くの引き出しに収納しています。
これらの調味料は詰め替えをせずに、大きな容器のまま使っています。上から見下ろした時になんの調味料なのか、ぱっと見では判断しにくいのが難点。お酒とみりんを間違えて使いそうになることも。もちろんよく見ればわかりますが、この一瞬迷う時間がプチストレスでした。
そこで、調味料のフタに油性ペンで名前を書いたら、迷わず手に取ることができるようになりました! シールを貼ればきれいですが、買い替えるたびに貼り替えたりインデックスを作ったりするのは面倒。油性ペンが一番簡単なので、この引き出しにペンも置いて、すぐに書けるようにしています。
3. 簡単に「玉ねぎ」の辛味を抜く
玉ねぎは血液をサラサラにするので、積極的に摂りたい食材です。辛味を抜く方法はいろいろありますね。塩や砂糖でもむ、酢水にさらす、熱湯をかけるなどが一般的でしょうか。私はいつも、この方法でオニオンスライスを作っています。
玉ねぎを薄くスライスしたら、なるべく重ならないようにお皿やザルに広げておくだけ。そして30分くらい放置。不思議ですがこれだけでかなり辛味が抜けます。玉ねぎの辛味成分である「硫化アリル」が揮発するのが理由です。さらに繊維を垂直に断ち切るようにカットすれば、細胞が壊れるので揮発しやすくなるそう。私はスライサーを使ってカットしています。
もんだり絞ったりすると、歯ごたえがなくなりませんか。この方法ならシャキシャキしたままだし、手も汚れません。酢水や熱湯で処理するより少し辛味が残りますが、簡単に生の玉ねぎの栄養素をほとんど逃がさずに摂取することができます。ワカメやトマト、鰹節をのせてポン酢をかけて食べると美味しい!
4.「ツナ缶」の油を早く簡単にきる
ツナの缶詰は常備しておくと、何かと便利に使えますよね。おにぎりに入れたり、サラダにのせたり。大好きな食材です。
油をきって使うことが多いですが、どんな方法をとっていますか? 以前は、フタを外したら缶の中に落として強く押していました。でもこの方法だと、油と一緒にツナが流れ出してしまいます。ある日少しだけやり方を変えたら、ツナが出なくなったのです。
それは、フタを外して缶に落とすまでは同じですが「押さずに少し待つ」こと。押さなくても傾けるだけで油が落ちます。
ある程度油が抜けてから、フタをゆっくりと押します。缶詰の中の油が減ったことで、ツナが出にくくなります。
きれいに油だけ除くことができました。器に傾け、放置してキッチンペーパーに吸わせる方法をよく見ますが私はすぐ使いたい! これはせっかちな方や、急いでいる時にオススメの方法です。油はシンクに直接捨てずに、調理に使ったり、ゴミ袋に入れましょう。
5.ピーラーは下向きに使う
皮をむくときに便利なピーラー。人参・大根・キュウリなど長い野菜は持ち方を変えてみましょう。
通常は、このように持って手前へピーラーを動かしますよね。指に当たりそうでちょっとこわい。
逆さに持ってピーラーを下に向けて動かすと皮を早くむくことができるし、指にピーラーが当たる心配がありません。大根や人参を薄く剥いて、鍋に入れると美味しいですよね。
6.(フッ素)テフロン加工のフライパンは冷めてから洗う
これは意外と知らない人が多いかもしれません。調理後のフライパンはすぐに水につければ「ジュー」と音がして、汚れが落ちそう。
でも実は、熱々のフライパンに水をかけるとテフロン加工がはがれやすくなるのです。フッ素などコーティング加工されているフライパンを長持ちさせるには、少し冷ましてから水をつけスポンジで優しく洗いましょう。
7.洗剤の継ぎ足しなしで食器を洗う
食器を洗う時、スポンジに洗剤を付けて泡立ててから使うのが一般的ですよね。これは今回ご紹介する中でも一番オススメの裏ワザなのでぜひやってみてください! 水で薄めた洗剤を泡立ててから使う方法です。
大きめの容器(これから洗うもの)に洗剤を入れ水で薄める。
スポンジを入れてもみ、泡立てる。食器洗いを開始!
途中で食器の泡を洗い流す時には、洗剤液が入っている容器にスポンジを入れておきます。
また泡を付けて再開。スポンジの泡がなくなったり、スポンジが汚れて洗っても洗剤液があるので継ぎ足しがいりません。
かなりの量を洗うことができました。これだけの量でも洗剤液が半分くらい残りました。
この洗い方にしてから、我が家は食器洗い洗剤の消費が半分に減りました! 手荒れも防げます。
※薄めた液を保存するのは、細菌が増殖して性質が変化する恐れがあります。保存は原液のままで。
おわりに
料理や食事の後片付けをする時は、短時間でストレスなく進めたいですね。これまでのやり方をほんの少し変えるだけで、改善できることがあります。今回ご紹介した裏ワザが、時短やラク家事のお役に立てたらうれしいです!
(文=まい/整理収納アドバイザー)