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「ソニー・パナ・シャープ」その後テレビ事業はどうなった?

「また格下げ…」大赤字のテレビ事業を抱えるソニーほかの今

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 シャープの株価。11月7日の安値は前日比3円安の153円。12日の安値は152円。信用取引の売りと買いが8500万株で拮抗している(シャープはダメと考えている投資家が信用取引で売っている株数が8500万株あるということだ。これははんぱな数字ではない)。10月の安値142円を下回ると一気に100円へ。株価が100円を割れば、それはまさに“倒産株価”となる。

(パナソニック)

 パナソニックについては、1株あたり純資産(475円程度)を何%ディスカウントして計算するかだ。20%ディスカウントなら380円。30%なら333円。しかし、ここが底だと言い切る自信はない。無配に転落した銘柄は組み入れから外す年金や機関投資家の売りや空売りがどれだけ出るかだ。12日の安値は388円。300円を最後の防衛線と想定しておく。

(ソニー)

 最終黒字(2013年3月期は200億円の黒字予想)を確保できるという前提に立てば、株価は900~1000円の往復相場になる。900円に接近したら買って1000円で売りというパターンだ。しかし、1000円(4ケタ)の株価を確実にキープできるという保証はない。なぜなら、懸案のエレクトロニクス部門が「年末商戦に向けて努力を進めるが、厳しい状況である」(加藤優・最高財務責任者=CFO)と言い、黒字転換が難しくなったことを会社側が認めているからだ。

 200億円の黒字も欧州の金融情勢と中国(チャイナ・ショック)で、あっという間に吹っ飛ぶ水準でしかない。今期、黒字にならなければ株価は900円を大きく割り込むだろう。といった舌の根が乾かぬうちに11月6日には、あっけなく890円の安値をつけた。12日の安値は24円安の855円。株価は900円の大台割れのままだ。9月6日の年初来の安値、849円に接近中である。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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