工藤貴宏「幸せになるためのクルマ選び」
だからスープラは支持される…トヨタ車の条件をあえて逸脱、“走りの良さ”を極限まで追求
文=工藤貴宏/モータージャーナリスト
クルマ好きを満足させる商品をつくるにはどうするべきか? かつては「おもしろみのないクルマづくり」と言われたトヨタだが、カーガイ(生粋のクルマ好き)として知られる豊田章男社長がスポーツカーづくりを支援したことも追い風になってか、平均点主義から脱却するヒントをつかみかけたようだ。
「これまでの常識にとらわれていては、会社の成長はない」
トヨタのクルマづくりの急速な変化を目の当たりにすると、豊田社長をはじめとする経営陣からの、そんな声が聞こえてくるような気がする。
(文=工藤貴宏/モータージャーナリスト)