Huluなどのインターネット動画配信サービスが普及し、なかなか足を運ぶことが少なくなった人も多いと思われるレンタルビデオ店。レンタルビデオチェーン各社はマンガのレンタルや宅配レンタル、さらには動画配信サービスなども展開しているが、一般社団法人日本映像ソフト協会によれば、市場規模は年々減少傾向にあるという。
だが今も、実際にレンタルビデオ店に足を運び、ズラリと並んだソフトを物色することを楽しむ人も多い。また、動画配信サービスは回線速度が遅いと安定した視聴ができなかったり画質が悪くなる場合もあり、ストレスなく視聴ができるDVDのメリットも多い。
レンタルビデオ店では当然ながら、カウンターで商品の貸し出し手続きや支払いをする必要がある。たとえば、業界最大手のカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営しているTSUTAYA(ツタヤ)の場合、レンタル商品をカウンターに持っていくと客が選んだ商品に間違いがないか、「こちらの作品の巻数はご確認いただいていますか?」などと、丁寧に店員さんが目の前で確認をしてくれる。
当然ながら店舗側による「親切心」ゆえの行為であり、カウンターで商品を持ち上げてタイトルを客側に見せて確認してくれるのはありがたいのだが、後ろに並んでいる客に自分が借りようとしているタイトルが丸見えになってしまう。利用客からは、「他人に知られたくないタイトルを借りる際、『え?』と感じたことがある」(40代男性)、「ツタヤは好きでよく行くけど、どんなタイトルであれ、後ろのお客さんに見られるのは恥ずかしい」(30代女性)という声も聞かれる。
こうしたカウンターでの行為がなくなれば、もっとツタヤの顧客満足度が高まり、ファンが増えるのではないだろうか。
「今後そのようなことがないように注意指導の連絡をしかるべき者に行います」
そこで今回、ツタヤにこうした不満の声を伝えるとともに、やめてもらうことはできないか、ツタヤのコンタクトセンターに問い合わせてみたところ、以下のような回答をいただいた。
「申し訳ございません。そのようなご不快な思いをさせてしまったことを代わってお詫び申し上げます。もちろん私どものほうから店舗のほうに、今後そのようなことがないように注意指導の連絡をしかるべき者に行います。