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商社業界の最新情報も紹介したい。三井は日本マクドナルドホールディングスの買収を諦めていない。
4月22日付ロイターは「英プライベート・エクイティファンドのペルミラが、あきんどスシローのIPO(新規上場)の準備を開始し、引き受け会社(幹事証券会社)の選定に入った」と報じた。ペルミラは12年9月にあきんどスシローを、国内再生ファンドのユニゾン・キャピタルから10億ドル(当時の為替レートで約786億円)で買収した。「当時の企業価値は約800億円だったが、現在は企業規模の拡大とともに約1500億円に上昇しているという。12年当時、スシローの店舗数は335だったが、現在は400を超える」(ロイター通信)。大枚をはたいてスシローを買ったペルミラが、スシローの再上場の際に、高値での売却を狙っているのはいうまでもない。
ペルミラは1985年の設立。運用総額は250億ユーロ(約3兆円)に上る。食の川上から川下に至るフードチェーンを重要な投資のテーマとしており、外食産業に狙いを定めている。米マクドナルドが手放そうとしている日本マクドナルドホールディングスの株式の取得を検討しているとの観測がファストフード業界を駆けめぐっている。
三井がペルミラと組んでマクドナルドをM&A(合併・買収)することになるかもしれない。そうでもしない限り、三井が非資源をテコに浮上することは考え難い。
(文=編集部)
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