派遣社員の給与が突出して高い派遣会社!沖縄でバカンス気分で働ける制度がヤバイ!
リツアンさんと組んで、沖縄で気持ち良く働いていただける仕組みを構築していきます。このプロジェクトの先には、私の夢があります。沖縄から新しい働き方や新しい仕事を発信していきたいのです。これから沖縄は、アジアへ向けたビジネス拠点として重要な場所になっていきます。中国や台湾はすぐ目の前ですし、発展著しい東南アジアへもアクセスが容易です。沖縄へ移住してきた方に大きなビジネスチャンスを与えられるように、大きな視点でプロジェクトに取り組んでいきます」
粟國氏には、このプロジェクトを単なる沖縄移住のための企画に終わらせず、沖縄をアジアへのビジネス拠点として一緒に盛り上げていくムーブメントにつなげていきたいという熱い思いがあった。
このプロジェクトのアドバイザーにエレクトロニクス会社AgIC取締役の杉本雅明氏がいる。AgICは、家庭用プリンターで電子回路が簡単に印刷できるという画期的な技術で有名になったベンチャー企業だ。杉本氏は、東京大学大学院在学中にサイエンス・カフェLabCafeを創業し、その後AgICを共同創業した。
杉本氏は、このプロジェクトの成功の鍵について次のように語る。
「沖縄へ行く最初の動機はメンタルの回復ということで良いですが、そこから先のことも頭に入れて働くのが成功の鍵だと思います。私はこれまで多くのベンチャーを見てきましたが、成功する人は、空間的な地の利だけでなく地域のコミュニティーの強みを生かしていました。もし、沖縄の人たちが自分の仕事を喜んでくれるとしたら、どこを評価されているのか耳を傾けてみることが鍵になります。思わぬ自分の強みが発見できるでしょう」
リツアンとヒューマンサポートは共同で、このプロジェクトに関する専用サイトを構築中だ。沖縄での生活支援のための準備も着々と進んでいるという。
精神的病の回復のためというだけでなく、ビジネスチャンスをいち早く掴むという狙いもある沖縄移住プロジェクト。今後も、このプロジェクトの進行に注目していきたい。
(文=鈴木領一/ビジネス・コーチ、ビジネス・プロデューサー)