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前代未聞の地図作成計画始動…ゼンリン、自動車業界を左右する「最重要」企業に

文=編集部
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先行する欧米勢を追う日本

 自動運転技術に対応する高精度なデジタル地図や位置情報サービスの開発競争は熾烈だ。自動運転の安全性を担保するには、車と道路の位置関係を正確に把握する必要がある。カギを握るのが次世代の高精度の3次元地図だが、この分野では欧米企業が先行している。

 米グーグルはグーグルマップなどの地図情報とリンクさせ、ハンドルやアクセル、ブレーキペダルがない自動運転車の公道実験を始めた。独アウディとBMW、ダイムラーは共同で、フィンランド・ノキアのデジタル地図サービス子会社、ヒアを3400億円で買収した。独ボッシュもオランダのカーナビ大手、トムトムと自動運転用のデジタル地図を共同開発する。

 日本勢はオールジャパンで自動運転の3D地図を構築、国際標準づくりを目指す。その一翼を担うゼンリンは、地図出版会社から地図情報会社へと大変身を遂げることになる。
(文=編集部)

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