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午堂登紀雄「Drivin’ Your Life」

民泊ブームの罠…儲けるのは極めて難しいといえる根拠、儲けている人はこうしていた!

文=午堂登紀雄/米国公認会計士、エデュビジョン代表取締役
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 通常の賃貸経営と違い、収益を上げるにはやはりそれなりの労力や工夫が必要ということです。また、儲けるといってもワンルームマンションの1部屋や2部屋では限界がありますから、戸数を増やすか、戸建てやファミリーマンションなど大人数需要を獲得できる器のほうが利益も高くなるようです。

 そして今後儲かるのは、民泊の代行業やコンサルティング業だろうというのが私の印象です。たとえば1840~50年代にかけた米国ゴールドラッシュ時代に儲かったのは、ツルハシやシャベル業者や作業着(ジーンズ)メーカーだったように、ブームになっている事業そのものを手がける事業者ではなく、それらを支援するビジネスのほうが儲けられる可能性が高いかもしれません。株式投資をしたい人が多いから証券会社も儲かり、独立開業したい人が多いから起業コンサルタントやフランチャイザーが儲かるわけです。

 ちなみに私個人としては、民泊はあまり魅力を感じない不動産運用方法です。というのも、私はそもそも賃貸経営をやりたくて不動産投資をしているわけではなく、自由が欲しくてやっているので、できる限りフリーハンドでできる運用が好みだからです。あくまでも個人的な感想ですが、不動産投資・運用を行う際には、こうした個人的な価値観や趣向も考慮することが大切だと考えています。
(文=午堂登紀雄/米国公認会計士、エデュビジョン代表取締役)

午堂登紀雄/米国公認会計士、エデュビジョン代表取締役

午堂登紀雄/米国公認会計士、エデュビジョン代表取締役

 1971年、岡山県瀬戸内市牛窓町生まれ。岡山県立岡山城東高等学校(第1期生)、中央大学経済学部国際経済学科卒。米国公認会計士。
 東京都内の会計事務所、コンビニエンスストアのミニストップ本部を経て、世界的な戦略系経営コンサルティングファームであるアーサー・D・リトルで経営コンサルタントとして勤務。
 2006年、不動産仲介を手掛ける株式会社プレミアム・インベストメント&パートナーズを設立。2008年、ビジネスパーソンを対象に、「話す」声をつくるためのボイストレーニングスクール「ビジヴォ」を秋葉原に開校。2015年に株式会社エデュビジョンとして法人化。不動産コンサルティングや教育関連事業などを手掛けつつ、個人投資家、ビジネス書作家、講演家としても活動している。

Twitter:@tokiogodo

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