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スルガ銀行、経営破綻も取り沙汰…不正融資の証拠隠滅の動き、金融庁が「検査忌避」の異例警告

文=編集部
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金融庁の処分次第で経営が破綻する可能性も

かぼちゃの馬車」の経営破綻を受けて、金融庁はスルガ銀行への緊急立ち入り検査に入った。

「どの程度の処分にまで踏み込むのか。岡野光喜会長兼最高経営責任者(CEO)の責任問題まで持っていくのか。業務改善命令が出るのか、出る場合はどこまでの範囲かが、焦点となる」(金融アナリスト)

「スルガ銀行は、ほとんどが個人向け融資の一本足打法。個人向け融資に業務停止命令が出れば、何も仕事ができなくなってしまう」(有力地銀の首脳)

「一気に、経営がガタガタになる可能性がある。こうなると、もはや岡野CEOが残る、残らないは関係ない。踏み込み過ぎれば、経営破綻もありうる。そのトリガーを金融庁が引く勇気があるのか。業務停止命令を出す場合は、その後の再編相手を想定しておかなければならない局面に入った」(同)

 スルガ銀行を「地銀のモデル」と持ち上げた森信親金融庁長官の“最後の仕事”がスルガ銀行の処理になるかもしれないのは、なんとも皮肉である。投資トラブルが浮上したのが1月後半。3カ月以上経過しても同行は一度も記者会見を開かず、決算発表になだれ込んだ。

 ちなみに決算発表の記者会見は、本店で行われたにもかかわらず、岡野氏は姿を見せなかった。
(文=編集部)

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