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さらに驚くべきことは、17年の通信基地局の売上高シェアで、スウェーデンのエリクソン(26.6%)やフィンランドのノキア(23.3%)を押さえて、ファーウェイは堂々の世界一(27.9%)となっている。4位に中国のZTE(13.0%)が入っており、ファーウェイとZTEの合計で世界シェア40.9%に及ぶ。要するに、世界の通信基地局ビジネスの約4割を中国企業が牛耳っているということである。
世界第7位のR&D費と世界第1位の国際特許出願数
そして、17年の研究開発費(R&D費)が118億ドルであることには、驚きを通り越して呆然とするしかない(図3)。なんと売上高の15%近くをR&D費につぎ込んでいることになる。
このR&D費は、1位のアマゾン(161億ドル)、2位のアルファベット(139億ドル)、3位のインテル(127億ドル)、4位のサムスン電子(127億ドル)、5位のフォルクスワーゲン(121億ドル)、6位のマイクロソフト(120億ドル)に次ぐ7位であり、9位のアップル(100億ドル)や11位のトヨタ自動車(93億ドル)よりも高いのだ。
そして、潤沢なR&D費を基に研究開発を行い、その結果を特許として出願している。世界知的所有権機関(WIPO:World Intellectual Property Organization)の発表によれば、国際特許(IP:International Patent)出願数のトップ10は、中国企業が上位を占めている。15年は1位がファーウェイ、3位がZTEだった。16年は1位がZTE、2位がファーウェイだった。そして、17年は1位がファーウェイ、2位がZTEとなった。
要するに、中国のファーウェイとZTEは多額のR&D費用を基に研究開発を行い、その成果を国際特許として出願し、ここ3年間でその出願数は“世界のほぼトップ”になっているのである。したがって、ファーウェイはスマホの出荷台数世界2位、基地局シェア世界1位に相当する、あるいはそれ以上の実力を身につけつつあるということである。米国が、このようなファーウェイやZTEに対して、神経過敏になるのも理解できなくはない。中国企業の実力が恐ろしいのだろう。
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