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小林敦志「自動車大激変!」

新型プリウス、月販目標台数が半減…日米で販売苦戦、レンタカーやカーシェア向けに依存か

文=小林敦志/フリー編集記者

日本でも苦戦が続くプリウスの販売動向

 それでは、日本市場ではどうだろうか? 日本国内でも、状況は似たり寄ったり。自販連統計を見ると、マイナーチェンジの前月となる18年11月でも8762台を販売しており、マイナーチェンジ前モデルの在庫がかなりあったのではないかという販売動向を見せている。

 現行モデルでもデビュー当初は数カ月の納車待ちになっていたが、マイナーチェンジ前の一時期には、販売現場で「販売店在庫があれば1カ月以内の納車も可能」という話も聞いたことがある。そのようなこともあり、一般消費者向けの販売は苦戦状況が続き、レンタカーやカーシェアリングなどのフリート販売への依存も高まっていると聞く。

 プリウス自体の問題ばかりでなく、トヨタ車の中でもハイブリッド仕様をラインナップするモデルが多くなり、さらに日産自動車の「ノート」や「セレナ」に採用されているe-POWERも注目度が高く、ノートとセレナの販売台数を押し上げている。プリウス以外の選択肢が多くなったことで、消費者がプリウスに集中することがなくなってきているのも確かなのである。

 ただ、選択肢が増えたからという事情だけで月販目標台数をほぼ半減させることは考えられない。そこで、やはり次期「カローラ」の存在が気になってくるのだが、それについては次回に詳述したい。
(文=小林敦志/フリー編集記者)

小林敦志/フリー編集記者

小林敦志/フリー編集記者

1967年北海道生まれ。新車ディーラーのセールスマンを社会人スタートとし、その後新車購入情報誌編集長などを経て2011年よりフリーとなる。

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