ダブルチーズバーガー/330円
先述したマックの「チーズバーガー」は、ひとつ130円という非常に良心的な価格で販売されている。それが災いし、コスパの悪い商品となってしまっているのが「ダブルチーズバーガー」だ。
チーズバーガーのバンズの間に、パティとチーズをもう1枚ずつ追加したくらいでプラス200円というのは、どうしても割高な印象が拭えない。チーズバーガーを2つ頼んだほうが安上がりなうえ、誰かと分け合うときにも便利だ。もっとも、チーズバーガーが安すぎるだけで、ダブルチーズバーガーの330円という値段こそが、本来は適正なのかもしれない。
スイートコーン/220円
サイドメニューのなかで、ひときわ異彩を放っているのが「スイートコーン」。やはりマックのサイドメニューといえば「マックフライポテト」(150円~)や「チキンマックナゲット」(200円~)といった揚げ物のイメージが強いだろうし、「スイートコーンなんてあったのか」と驚く人もいるだろう。
その味は“素朴”と表現すれば聞こえはいいが、特筆すべき長所もないというのが正直なところだ。温かい状態で提供され、食感もしっかりとしたコーンは、決してまずくはないものの、これを頼むくらいならば、同じくサイドメニューにラインナップされている「サイドサラダ」(280円)をおすすめする。
プチパンケーキ/200円
数年前から、若い女性を中心にブームとなっているパンケーキ。マックでも、一口サイズのパンケーキに別添えのリンゴソースとクリームをかけて食べる「プチパンケーキ」という商品が販売中だ。
リンゴソースの甘酸っぱさが、春にぴったりと思えるこのメニュー。やさしくほっとする味つけは万人ウケするかと思いきや、実をいうとパンケーキの食感のほうに問題がある。その口当たりはふわふわというよりも、“昔ながらのホットケーキ”といった風情なのだ。インターネット上の口コミなどを見ても、「現代風のパンケーキをイメージして注文したら、ガッカリしてしまった」という人が少なくない。
マックのメニューは、基本的にはどれも安くて庶民の味方となってくれるものばかりだが、すべての商品がハイクオリティというわけではないようである。“安かろう悪かろう”という商品や、コスパがイマイチな商品を回避しながら、上手に活用していこう。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)