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「だから直接聞いてみた forビジネス」

セルフ式うどん店、揚げたての揚げ物を食べたい!わがままな注文に応じてもらえるのか?

文=酒平民 林 賢一/ライター

 この連載企画『だから直接聞いてみた for ビジネス』では、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問(?)を、当事者である企業さんに直撃取材して解決します。今回は林賢一氏が、セルフサービス式のうどん店での揚げ物に関する謎について迫ります。

【今回ご回答いただいた企業】
丸亀製麺を展開する、トリドール様

 うどんが好きだ。蕎麦より太るとわかっていても、うどんを食べてしまう。あのお腹にたまる感じは、蕎麦では味わえない。「食った」感では、断然うどんが勝る。「食った」感を十分うどんだけで味わっているのだから、揚げ物など頼まなければいいのに、うどんと一緒にかき揚げを食べてしまう自分がいる。どうして、こうも太るメニューを選んでしまうのか。

 うどんといえば、よく丸亀製麺に行くのだが、カウンターにかき揚げが並んでいる、あのシステムが悪いような気がしてきた。まず入口でうどんを注文。それを手に取ってレジに至るまでに「魔のかき揚げゾーン」があるのだ。あそこを素通りするのはかなり難しいと言わざるを得ない。神々しい光で照らされた、陳列されたかき揚げから1つ選んで購入。うどんと一緒に食す。

「ん? 揚げたてじゃない!」

 そんな時のがっかり感といったらない。あのまばゆい光は幻だったのか。せっかくなら、揚げたてが食べたい。

 そこで直接、丸亀製麺を展開するトリドール様に聞いてみた。

「揚げたてのかき揚げを食べたいのですが、どうすればいいですか?」

担当者 それは、カウンターにご希望の揚げ物が陳列されている場合でも、注文して新しく揚げたてをもらうことができるのか、ということでしょうか。

–はい。それは可能なのでしょうか?

担当者 その時に随時お申し付けくだされば、お時間を頂戴する場合もあるかとは思いますが、ご提供させていただきます。
 
–そうですか。それは、どの店舗でも可能ですか?

担当者 はい。店頭で、そのようにお伝えいただけますでしょうか。

–お店が混んでいて言いにくい場合は、揚げたてがカウンターに並ぶタイミングを狙いたいのですが、揚げる時刻が決まっているわけではないですよね?

担当者 揚げるタイミングについては、店舗ごとに、その日その時の状態、どのような商品が売れているかで違ってくると思います。

–ちなみに、並んでいる揚げ物はどれくらいの時間、揚げたてのおいしさをキープできているものでしょうか?

担当者 「何分で必ず廃棄する」という決まりはありません。したがって、お客様がお召し上がりになりたいと思われた商品を、その時に注文していただくのがいいかと思います。ただ、お時間がかかる場合がございますので、それだけご了承ください。

–わかりました。あと、揚げ物の上にヒートランプがついていますが、どのくらいの温度を保っているのですか?

担当者 温度について、細かくはわかりかねますが、冷たくならないように保温しています。

–ありがとうございました。

 このように、「その都度、かき揚げを注文する」が正解であった。とはいえ、上記のやりとりでもあったように、毎回毎回そのためだけにかき揚げを注文するのも申し訳ないし、時間がかかってしまう。

 つまり、時間か揚げたてのどちらかを選ばなければならないのだ。わたくしは断然、時間を取る。

 ちなみに、最近観たラナ&アンディ・ウォシャウスキー監督の新作映画『ジュピター』(ワーナー・ブラザース)でも、ある宇宙人がこう言っていた。「この宇宙で最も大切なのは時間だ」と。うどんも宇宙も同じということか。違うか。
(文=酒平民 林 賢一/ライター)

林 賢一

林 賢一

1979年、五反田生まれ。脚本、構成。学生時代から古舘プロジェクトで修業。参加作品は、『トーキングフルーツ』(フジテレビ・火曜深夜24時25分~)、ドラマ『恋とか愛とか(仮)』(広島ホームテレビ・木曜深夜24時15分~)、舞台『古舘伊知郎トーキングブルース2014』、アニメ『脇役目線』(WOWOW)など。映画監督・入江悠と仲間たちによる映画メルマガ【僕らのモテるための映画聖典】で「映画のカット数を数える」という無謀な企画を連載中。

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