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9日の東京株式市場は、大型のハイテク株を中心に買いが入り、株価指数を押し上げた。日経平均株価は前日比799円47銭高の4万1580円17銭と大幅に反発して終了。初の4万1000円台を付け、4日の終値(4万0913円65銭)を上回り史上最高値を更新した。
8日の米国市場でエヌビディアなど半導体株が上昇したことを受け、東京市場でも9日朝から半導体や電子部品など大型ハイテク株を中心に買いが先行。「株価の上昇ペースの速さなどを見て、空売りしていた株式先物を買い戻す動きも出た」(国内証券)といい、日経平均は午後に一時1000円近く上昇した。
ただ、大手銀行株がそろって値下がりするなど、プライム市場銘柄全体では3割がマイナスで終了。「海外投資家から新規資金が流入すれば買われるはずのトヨタ自動車株も、軟調だった」(銀行系証券)との指摘もあった。
今月下旬には日本企業の4~6月期の決算発表が始まることなどから、様子見姿勢の投資家も多かったようだ。プライム市場の売買代金は4兆円台前半にとどまるなど、日経平均が大きく上昇した割に商いは膨らまなかった。(了)
(記事提供元=時事通信社)
(2024/07/09-16:22)
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