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「JRA交流で着順逆」「競馬禁止薬物問題」「競輪の廃止」「ファン高齢化」公営競技が大ピンチ?

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 禁止薬物が相次いで検出された問題で岩手競馬の存廃も噂されたが、再発防止策を検討しており、そこまでの事態には発展しないだろう。現在は再び全頭の検査を実施しており、再度の検出がなく再発防止策を発表すれば開催が再開されると思われる。とはいえ開催6日間の中止で、岩手競馬は1億8000万円の減収が見込まれている。これ以上の開催中止がなければ、単年度の黒字が確保できる見通しだという。いずれにしても、同じ競馬場から薬物が連続で検出されるのは管理する岩手競馬組合にも不備があるのだろう。これが最後であることを祈りたい。

 地方競馬のトラブルと言えば、11月1日に門別競馬場で行われた北海道2歳優駿の「誤審」についても触れておこう。これは実際の着順と違う結果を主催者側が公式発表し、後に「誤審」として着順を訂正したもの。確認を怠った担当者のケアレスミスとのことだが、レース確定後すぐにTwitterなどで話題となっていたにもかかわらず、主催者側の記者会見は翌日夕方。すぐに対応していれば、的中していたはずの馬券を捨てなかった人もいるだろう。インターネットで馬券を購入していた人は記録が残っているだろうが、現地で購入して捨ててしまった場合はどうしようもないだろう。また同じ馬券で「誤審」と「正しい着順」の二つの組合せを購入していた場合、すでに払戻を済ませていれば、もう一つの組合せを改めて請求するのは難しいと思われる。この問題は誰もが納得する結末にはならないだろうが、一人でも多くの競馬ファンが救われることを願いたい。

 不祥事ではないが、競輪においても大きな問題がニュースとなった。それが小田原競輪場の廃止問題である。最盛期で年間125万人の来場、年間500億円の売り上げがあった小田原競輪だが、近年は8万人の来場、売上も5分の1の100億円程度まで減少しているという。赤字が続き、今後も黒字化が見込めないとのことで廃止問題が浮上。来年2月までに最終的な決定を下すとのことだが、関係者の話では「ほぼ廃止だろう」という。

 この話は今に始まったことではなく、平成28年に「小田原競輪の廃止・撤退を検討することを求める陳情」が提出されたのも影響している。神奈川県内では平成22年に花月園競輪が廃止したあと、小田原競輪場と川崎競輪場を5年間使用することにしていた。しかし35億円を超える累積損失を抱え、それを税金で処理してきた経緯がある。その結果、小田原競輪場を支えてきた神奈川県と横須賀市は早々に撤退。しかし小田原市が継続して運営し、撤退した神奈川県と横須賀市と訴える事態にまで至った(請求は棄却)。

 この背景にはギャンブルの多様化もあるだろうが、2014年度に終了した国の支援措置が終了したことや、ファンの高齢化、競輪選手の減少も大きいと思われる。昨年発表された経産省の統計データによると、車券の売上総額は平成19年が約8401億円、2017年は約6300億でその差は2000億円。平成19年は3574名だった競輪選手は、現在2300~2400名ほど。小田原競輪以外にも廃止を検討している自治体もあり、今後こういった連鎖が続くかもしれない。

 平成28年に船橋オートレース場が廃止となったオートレースは、昨年が前年比100.8%で2年振りの売上増加となった。喜ばしい成績かもしれないが、その金額は659億5313万2000円と競輪の約10分の1。かつては年間売上約3500億円という時代があったといっても、誰も信じられないだろう。

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