消費者が企業活動に抱く疑問を考察するサイト ビジネスジャーナル ⁄ Business Journal
「大麻が罪になる本当の理由をご存じですか? 中毒性があるからというのは建前で、別の理由が存在します。大麻は人を活発にさせるのではなく、ゆったりとした気分にさせます。食事はおいしくなりますし、頭もゆったりと冴えるので企画が思い浮かんだりもします。昔、逮捕されたことのあるミュージシャンが『曲づくりに欠かせなかった』と語っていました。
もし解禁してしまうと、多くの人の労働意欲が削がれます。つまり、経済に悪影響が出てGDP(国内総生産)の落ち込みが激しくなるため、国家が認めるわけにはいかないのです」(前出の医師)
仮に大麻を解禁すれば、経済的にはマイナスの効果しかない。そのため、日本は大麻の所持はもちろん、販売などもってのほかとしているのだ。営利目的の密輸入の疑いで逮捕された国母容疑者の場合、57グラムと量が多かったため、その罪は少量所持のケースと比べてはるかに重くなるだろう。
振り返れば、かつては日本でも覚せい剤が「ヒロポン」と呼ばれ、合法だった時代があった。
「覚せい剤は眠気を吹き飛ばし、集中力を増加させます。大麻とは真逆の効果ですね。あまり知られていませんが、敵機に体当たりした神風特攻隊の隊員は出動前にヒロポンで恐怖心を削ぎ、集中力を高めていたといわれています」(同)
薬物の合法・非合法に関しては、時代背景や経済事情とも密接な関係があるようだ。
(文=稲垣翼/ライター)
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