寒さで風邪をひかないためには、アーモンドと赤身肉!体温上昇で免疫力アップ
寒い日が続くと、体が中から冷えてしまいますよね。冷えると免疫力が下がり、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。特に日本の冬は乾燥しているので、風邪をひきやすいです。しかし、年明けから年度末に向けて、風邪などひいてられませんよね!
実は、体温を1度上げると免疫力は30%も上がるといわれています。マスクや手洗い、うがいなどの外側からの予防と合わせて、「体温を上げる」という体の内側からの予防も加えれば、怖いものなしです。
そこで、今回は体温を上げるためにオススメの食べ物をご紹介します。
赤身の肉
ここでポイントになる栄養素は、タンパク質です。タンパク質は、食べた時の代謝の増加(食事誘発性熱産生)が糖質や脂質と比べてはるかに高いです。つまり、タンパク質を食べたあとは体が温かくなりやすいということです。
また、血流をよくすることも体温を維持する上で重要なことですが、タンパク質をしっかり摂って筋肉をつけておくことで血行不良を防ぐことができます。お肉を食べる時は脂身よりも赤身の多いものを選ぶようにするといいでしょう。ほかにも、マグロなどの赤身の魚、納豆、卵、チーズなどもオススメです。
牡蠣
ここでポイントになる栄養素は、ミネラルです。ミネラルはタンパク質を体内で活用する上で重要な役割を持ちます。また、鉄分などは血流に強くかかわっています。牡蠣はまさに旬の食材であり、ミネラルが豊富に含まれている上、タンパク質も多く含まれています。野菜もしっかり摂れて温まる牡蠣鍋などがオススメです。ほかにも、海藻類や豆類もオススメです。
アーモンド
ここでポイントになる栄養素は、ビタミンEです。ビタミンEは血行を良くし、代謝を高める働きがあります。血行が良くなり、代謝が高まることは体が温まることにつながります。アーモンドはナッツ類の中でもダントツでビタミンEが豊富です。小腹が空いた時のおやつや、ワインのおともにアーモンドを取り入れてみてはいかがでしょうか。ほかにも、かぼちゃや玄米もオススメです。
体温を上げるよう意識すると同時に、体が冷えないようにすることは非常に大切です。軽い運動やゆっくり入浴するなどの習慣をつけるとさらに良いでしょう。体を中から温めて、元気に寒い冬を乗り越えましょう。
(文=北嶋佳奈/管理栄養士、フードコーディネーター)