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遠野なぎこが本音で語った「芸能界と女子力」

構成=中野龍/フリーランスライター
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–情報は、インターネットから得ることが多いのですか? また、普段はどんなサイトを見ているのでしょうか。

遠野 情報は、ほぼネットからですね。それぞれ肌質も体質も違うから、人に勧められたものがいいとも限らない。だから、商品の宣伝ではなく、実際に使った人の感想やレポートが一番信用できます。髪のケアなんかでも、頭がボサボサの人のビフォーとアフターが載っていて、「効果はあったけど、そこまでツヤツヤにならなかった」というほうが、リアルで信じられますね。

「女子リキ」もよく見ていますよ。昔から、髪のトップにボリュームが出にくいので、髪や頭皮の話題はしっかりチェックしています。特に、ホホバオイルの記事は、最後までじっくり読んでしまいました。

遠野なぎこが本音で語った「芸能界と女子力」の画像3

 実際にやってみたら、明らかに変化がありましたし、赤ちゃんでも使えるぐらい刺激の少ないものなので、すごくいいですよね。私は肌が弱いので、効果や使用感などが実証されているものじゃないと使いづらい。だから、「女子リキ」の存在はすごく助かっています。

 最近は、クッションファンデを買おうかどうか迷っているので、ぜひ取り上げてほしいですね。あと、ネットでは美容サイトのほかに、女子トークの掲示板もよく見ます。たまに私についてのコメントが荒れていることも……(笑)。そういう時は見ないようにしていますが、楽しみを奪わないでほしいですよ!

「“理想の女性像”は、淡路恵子さん」

–本当に正直な性格ですね。

遠野 「自分をよく見せよう」という気はまったくないです(笑)。テレビのバラエティでは強気なことを言うこともありますが、普段は嫌なことがあっても、全然強く言えません。実は、けっこう小心者なんですよ。

 昔は、人の目を気にして言いたいことが言えなかったのですが、亡くなった淡路恵子さんと共演した時、「そんなんじゃダメよ」と怒られて、気付かされました。それからは、自分の意思をちゃんと伝えようと努力しています。

 淡路さんは、媚びないし、嘘を言わないし、興味がないことについては「ない」とはっきり言える潔さがありました。そういう、裏表のない女性像が理想ですね。強くて、美しくて、潔く……まだ、全然到達できていませんが(笑)。

『一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ』 18歳で私を身ごもった母。「お前は醜い」と私に言い続けた母。育児を放棄し不倫に走る母……。そんな母に認められたくて子役の仕事を始めた私は、やがて女優「遠野なぎこ」になった。思春期を迎え、増える体重に悩む私に悪魔がささやく。「吐けばいいのよ」。悪魔は、母の顔をしていた――。摂食障害に苦しみ、愛情を求めてさまよった壮絶な体験を綴る。圧倒的共感を呼んだ自伝的小説。 amazon_associate_logo.jpg

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