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森由香子「間違いだらけの食」

日焼けや紫外線の怖い話…肌の見た目の劣化やがんの原因、フルーツ摂取が効果的予防法

文=森由香子/管理栄養士
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 これらを併せ考えると、5月は紫外線A波、紫外線B波ともにその量が増えるため、紫外線に注意しなければいけません。ちなみに、最近話題の柑橘類などに含まれるソラレンという光毒性をもつ成分は、紫外線A波に反応します。光毒性とは、紫外線に敏感に反応し皮膚になんらかの悪影響を及ぼす性質をいいます。

フルーツで紫外線対策

 これからの季節、通勤、通学、外出などで、毎日少しずつでもけっこうな紫外線量を結果的にあびることになります。太陽に向かいながら、通勤、通学されている方は、正面から紫外線をうけているので、太陽に背を向けている方に比べて紫外線量が多くうけています。

 日焼けを軽く考えていると、気がついたときには皮膚の老化がかなり進んで見た目の若さに支障をきたすことになりかねません。一度、通勤・通学時の太陽の位置を確認することをおすすめします。

 紫外線対策に、日傘、帽子、日焼け止めクリームをつかえば万全ですが、特に男性は外出のたびにそれらを用いるのは難しいでしょう。

 そこで、提案です。フルーツを食べることで紫外線対策をしてみませんか。1日200グラムを目標にフルーツから紫外線予防の栄養素をとり、紫外線に負けない内面からのケアをするのです。

 とくに、旬のフルーツはビタミンCがたっぷりです。春はイチゴ、夏はキウイフルーツ、秋は柿、冬はミカンがおすすめです。イチゴは大きいものなら8個程度、中くらいのものなら13個程度、キウイフルーツは2個程度、柿は1個程度、ミカンは2個程度です。

「フルーツを最近食べていないなぁ」と感じている方は、さっそく今日から食べてみましょう。
(文=森由香子/管理栄養士)

森由香子/管理栄養士

森由香子/管理栄養士

東京農業大学農学部栄養学科卒業。大妻女子大学大学院(人間文化研究科 人間生活科学専攻)修士課程修了。 クリニックにて栄養指導、食事記録の栄養分析、食事管理業務に従事。フランス料理の三國清三シェフととともに病院食や院内レストランのメニュー開発、料理本制作の経験をもつ。管理栄養士・日本抗加齢医学会指導士の立場から食事からのアンチエイジングを提唱している。「老けない人は何を食べているのか」「病気にならない人は何を食べているのか」「体にいい『食べ合わせ』」「太らない人の賢い食べ方」「老けない人の献立レシピ」など著書多数

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