宇多川久美子「薬剤師が教える薬のリスク」
がん医療が飛躍的に進歩でも、年々がん死亡者増加という不都合な真実…がんの定説が間違っている疑い
文=宇多川久美子/薬剤師・栄養学博士
ウィルヒョウの時代には、免疫細胞の存在すら見つけられていませんでした。そのため「がん細胞・無限増殖論」に世間は納得したかもしれません。しかし、免疫細胞の存在が明らかになった現代でも、なぜかまだウィルヒョウの理論が定説となっているのです。
日本人のがん死亡者数が減らない原因のひとつは、いまだに「がん細胞・無限増殖論」を信じるあまりに、自分自身が持っている免疫の力を忘れてしまっているからではないでしょうか。
(文=宇多川久美子/薬剤師・栄養学博士)