新商品が登場するたびにSNSで感想が飛び交うなど、100円ショップブランドのなかでも屈指の人気を誇る「ダイソー」。家庭用品の販売を目的に創業された矢野商店から始まった同社は、1977年に大創産業として法人化して以来、実に40年以上もの歴史を紡いできた。
その長い歴史に裏付けされた実力は確かなもののようで、2020年の2月末時点で日本全国に3493店舗、26の国と地域に2248店舗を構える、100円ショップブランドのなかでも最大手として業界に君臨している。
そんなダイソーは今冬も思わず手に取ってみたくなる魅力的な商品を続々展開。そこで今回、「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」は、ダイソーの商品たちを徹底リサーチ。「この冬、買うべきダイソーのおすすめ5品」を選出してみた。
ルームシューズ(内ボア、縄柄)/330円(税込、以下同)
新型コロナウイルスの影響で、まだまだテレワーク生活が続いている人も多いことだろう。そんなときに頭を悩ませがちなのが足元の冷えだ。とりわけ、気温が一気に低下することのある昨今は、足先の冷えで集中できずに業務が滞ることも少なくないはず。
そこでおすすめしたいのが「ルームシューズ(内ボア、縄柄)」。ポリエステル性ながら、その肌触りはまるで毛糸のよう。そして特筆すべきは、フワフワ&モコモコのボア生地の裏地である。冷えた足をここに突っ込めば、たちまち温まるはずだ。
また、デザイン面でも男女問わずに使えるシックなものになっているうえ、かかとまでしっかり覆われているので不意に脱げる心配もない。足裏面に関しても、硬めで適度な摩擦抵抗を感じるツブツブが付いているため、フローリングなどで滑ってしまう心配もないはずだろう。
くるくる毛玉取り/110円
次に紹介する「くるくる毛玉取り」。実は去年の冬に公開した同企画でも紹介した商品なのだが、その圧倒的なパフォーマンスの良さから、今冬もぜひとも紹介しておきたい逸品なのだ。
この商品は、タンスから出した冬物を見たときに萎える嫌な毛玉を、きれいに取り去ってくれるダイソー冬の人気商品。別売りの単三電池2本を本品に挿入し、ブレードカバーを外したらスイッチオン。円を描くようにセーターなどに押し当てれば、毛玉がみるみるうちに取れていく。
毛玉が溜まったら、本体のスケルトンケースを開けて捨てるだけ。強く押し当てすぎると服が傷んでしまうので要注意だが、110円という安さでこの機能性を考えれば、人気商品となっているのも頷ける。今年の冬も揃えておきたい「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」一押しアイテムである。
モニター用小物テーブル/110円
コロナ禍の影響で、自宅でのPC作業が当たり前になった2020年。自宅のデスクトップPCまわりが仕事場になってしまい、プチ模様替えを強いられるケースもあったことだろう。
そんなときに活躍するのがダイソーの「モニター用小物テーブル」。横幅112mm、奥行90mmの小さなテーブルは、先端がフック状になっており、このフック部分と底部に付いた可変式のストッパーをPCの画面に引っ掛けると、PC画面の上に小物置きをつくれるというグッズである。
仕事の予定を書き込んだミニカレンダーを置いてもいいし、PC用のメガネやPCクリーナーを置くのもいいかもしれない。また、ミニプランツやぬいぐるみを置いて癒やし効果を得るのもいいだろう。ちょっとしたアイデアでスペースを有効活用できる100円ショップらしい便利グッズだ。
Bluetoothスピーカー(ワイヤレス、防滴仕様)/660円
次に紹介するのは660円とダイソーのラインナップのなかでは比較的お高めながら、その確かな性能で買っておいて損はないであろうこの商品、「Bluetoothスピーカー(ワイヤレス、防滴仕様)」だ。
Bluetoothといえば、無線通信を使って楽曲や通話を別のデバイスとやり取りすることができるシステムだが、本品はその機能を有した手のひらサイズのスピーカーとなっている。充電はUSBポートから行い、それ専用のケーブルまで付属しているのも嬉しいポイントである。
そして本品最大の特徴は、シリコーンゴムとABS樹脂で覆われているため、浴室で音楽や通話を楽しむことができるという点だろう。また底部はシリコーン製の吸盤になっているので、浴室の壁などにピタッとくっ付けておけば、湯船で温まりながらお気に入りの楽曲を聴いて心身ともに癒やすこともできるはずだ。
ミニ加湿器(車用)/550円
コロナ禍の影響で移動が自粛されているとはいえ、仕事の関係でどうしても車移動を強いられている人もいることだろう。そんなとき、寒さ染み入るこの季節はどうしても車の暖房を強めにしがちだが、そのせいで車内が乾燥してしまい、ドライアイや肌荒れ、果ては風邪などのウイルスに感染するリスクも高めてしまうかもしれない。
そんな場面で重宝するのが、ダイソーの商品ラインナップのなかでも比較的高価格帯に入るこの「ミニ加湿器(車用)」。小さめのタンブラーと同じくらいのコンパクトサイズながら、その性能はなかなかのものだという。
本品は、その名の通り車用の加湿器となっており、260mlほどのタンクに水道水を注ぎ、電源を入れれば4時間ほど蒸気を噴霧してくれるのである。水の残量を検知して自動で止まってくれる機能も有しているので、空焚きの心配もない。まさに良コスパのお買い得商品と言えるだろう。
ダイソーがおくる多種多様なアイデア商品は、どれもその性能に驚かされるものばかり。今回「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が紹介した以外にも、寒さ厳しいこの季節に最適な商品はたくさんあるので、ぜひ店舗で探してみてほしい。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」 from A4studio)
※情報は2020年12月22日現在のものです。