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ワッツ、買ってはいけない(?)残念な商品5選…AirPodsケース、毛玉取りブラシ

文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio

ワッツ、買ってはいけない(?)残念な商品5選…AirPodsケース、毛玉取りブラシの画像1

 百花繚乱の100円ショップ業界において、1995年に大阪で誕生した「ワッツ」は、今や業界トップランナーの「ダイソー」や「セリア」に迫る勢いを見せつけている注目のブランドだ。

 運営している株式会社ワッツは主力のワッツに加えて、「ワッツウィズ」「ミーツ」「シルク」という4ブランドを有しており、今や全国に1240店舗を展開するに至るなど、まさに破竹の勢いを見せつけている。

 そんな日常生活に根ざした便利グッズを数多く取り揃えている印象のワッツだが、なかには「これは本当に便利なのだろうか……」と少々首を傾げてしまう商品が紛れているのも事実。そこで「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」は、ワッツの商品を独自に調査。「この春、買ってはいけないワッツの残念グッズ5品」を選出した。

AirPods Pro シリコンケース/110円(税込、以下同)

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 気候も少しずつ暖かくなってきたこの季節。しっかりとした感染対策が依然必要ではあるが、散歩や屋外レジャーなどで外へ出かける機会が増えたという人も多いだろう。外出時でも音楽などを聴くことができるイヤホンのなかには、「AirPods」などBluetoothを使ってワイヤレスで楽しめる商品も登場しているが、それを収納するケースが傷つきやすいのは悩みどころ。

 そんなシチュエーションで活躍するという触れ込みなのが、ワッツの「AirPods Pro シリコンケース」。その名の通り、「AirPods」のケースをさらにカバーするシリコン製のケースで、ケースを外さないで充電できるなど機能面では大きな問題はないのだが、いくつか難点も存在する。

 大きなところでは、柔らかいシリコン製ゆえに、使っていると表面に埃や汚れが付着しやすいことと、デザインがイマイチなことが挙げられる。近年はさまざまな意匠を凝らしたおしゃれなケースが巷に溢れていることを思うと、本品はいかんせんチープに映ってしまう印象だ。値段の安さやコスパを優先する人以外には、あまりおすすめできないかもしれない。

はさんでメガネクリーナー/110円

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 春は花粉が飛び交うシーズン。くしゃみや目の痒みなどの症状に悩まされる花粉症の人だけでなく、普段からメガネを使う人にとっても、こまめなレンズクリーニングが欠かせない面倒な季節だろう。

 そんな場面におすすめのアイテムとされているのが、この「はさんでメガネクリーナー」。樹脂製の本体にポリエステル製のクリーナー部分が付いた、まるで小さなトングのような本品は、レンズを挟んでクリーニングするというのだが、使い勝手の面で疑問点が多い。

 というのも、クリーニングできる面積が少なくてキレイになるまで意外と時間がかかってしまううえ、その形状ゆえに鼻あて付近など細かな部分が拭きづらいのだ。そもそもメガネユーザーならわかるだろうが、メガネを購入するとメガネ拭きクロスが付いてくるので、この程度の性能であればわざわざ購入する必要はあまり感じられないと言っていいだろう。

ピッタリてぶくろ/110円

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 使い捨て式のビニール手袋は感染症対策にも役立つため、持っておくと何かと便利な商品。ワッツに限らずさまざまな100円ショップでかなりの種類が販売されており、今安定した人気を誇っている。

 ワッツの「ピッタリてぶくろ」もそうした使い捨て式のビニール手袋。お掃除や園芸といった場面で使える薄手ながら丈夫な商品で、実際使い勝手は悪くない商品だ。しかし、少々残念な面もある。

 それは、本品には手袋が6枚しか入っていないということ。ワッツには同じ価格で「PB.ポリエチレン手袋100枚入」という破格の商品も売っているので、コストパフォーマンスという面ではそちらを買うほうが断然お得だろう。

シリコン クック さいばし/110円

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 新生活に伴って、あるいは外食しづらい状況によって、この春から自炊を始めたという人も少なくないだろう。効率良く料理ができるキッチングッズを揃えておくことは、三日坊主を防ぐのに大切なポイントだが、ワッツ「シリコン クック さいばし」は残念ながらあまりおすすめできない。

 本品はシリコン製の滑りづらい菜箸の上部に、二股のフォークと計量スプーンがそれぞれくっついたお得な商品。この商品を買っておけばキッチングッズをたくさん買い揃えなくて済む、と言いたいのだが現実は甘くない。

 フォークはまだしも、計量スプーンは菜箸の一端に付いているということもあり、長さがあるゆえ取り回しが非常に悪い。しかも、2本合わせて菜箸として使う場面でも、フォークと計量スプーンの形状が邪魔をして非常に挟みづらいのだ。まさしく“二兎を追う者は一兎も得ず”という言葉を体現したかのような商品と言える。

毛玉取りブラシ/110円

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 春の新生活、ビジネスシーンでは身だしなみをキレイに保っておくのも肝心。そんな場面でひとつは持っておきたいのが、衣服の毛玉を取るためのブラシだろう。100円ショップでは多種多様な毛玉取りグッズが売っているが、ワッツの「毛玉取りブラシ」は利点だけでなく残念なポイントを持ち合わせている商品なのである。

 楕円形の本体に沿うように配置された豚毛のブラシ部分は、非常に生地に優しい作りをしており、衣服の網目と同一方向にそっとブラッシングすると、確かに毛玉がごっそり取れてキレイになる。ここまで聞くと買ってはいけない理由がなさそうに思えるが、問題はその後で、一度絡め取った毛玉をブラシから取るのにかなり苦労するのだ。

 細かなブラシの隙間に毛玉が入り込んでしまい、手で引っ張っても完全には取りきれず、使っていてフラストレーションが溜まる。「毛玉取りブラシとはそういうもの」といえばそうなのだが、近年100円ショップでは取った毛玉をワンタッチで捨てられる電池式のクリーナーも売っているので、同じ値段ならそちらを買ったほうが賢明なのではないだろうか。

 ワッツの商品は、日常生活を助けてくれるアイデア商品に満ちた印象だが、今回の記事で紹介した商品のように要注意アイテムもちらほらある。だからこそ、ワッツに訪れた際はこの記事を参考に賢く無駄のないお買い物を心がけてくれれば幸いだ。

(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

※情報は2021年3月24日現在のものです。

A4studio

A4studio

エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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