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牛窪恵の女ゴコロがブームをつくる! 第11回「ナニコレ結婚式」

ウェディング・ビジネス最前線 結婚式の女子会化、カギは花婿…先細りの中拡大図る

文=牛窪恵

 そんな豪華すぎるアッシャーの存在に、若い女子らが「女子会っぽい結婚式もいいけど、マツジュン(松本潤さん)みたいなアッシャーも憧れ!」と目を輝かせたのは、想像に難くない。

ushikubo0530_04.jpg(昨年7月、ワタベウェディングは、ブライズメイドと
アッシャー用のドレスレンタル開始に先立ち、このキャンペーンサイトを立ち上げた)

 ところで、いまなぜ、ブライダル業界は「アッシャー」や「ブライズメイド」に注目するのか?

 唐突かもしれないが、実は「アベノミクス」の矛盾とも、深く関わりがある。ご承知のとおり、アベノミクスの成長戦略には、女性の活用と「少子化対策」が盛り込まれている。少子化を食い止めるためには、結婚する男女の数自体を増やしたいところ。

 ただこれは、ひと筋縄ではいかない。男女の結婚意欲や婚姻率は、雇用や賃金など、大きな問題と関連しているからだ。

 先日も、私が「アラフォー総研」(NECビッグローブ「キレイスタイル」)の連載に書いたとおり、いまや

「アラフォー女子の“3割”が独身」
「40代女性でも、“4人に1人”が独身」

という、大独身時代。

ushikubo0530_05.jpg10年「国勢調査」<総務省>でもわ分かるとおり、
婚と離婚を合わせた40代女性の「独身率」は、すでに25%に達している)

 少子化、そのうえ未婚化が進すすむなかで、従来型のウェディングにだけ注目していては、市場は先細りする一方だ。

牛窪恵

牛窪恵

マーケティングライター、世代・トレンド評論家、有限会社インフィニティ代表取締役。1968年、東京都生まれ。日本大学芸術学部映画学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社。5年間の編集およびPR担当の経験を経て、フリーライターとして独立。2001年4月に、マーケティングを中心に行う有限会社インフィニティを設立。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系列)、『キャスト』(朝日放送系列)、『あさナビ』(テレビ朝日系列)などに出演中。トレンドやマーケティング関連の著書が多数あり、「おひとりさま(マーケット)」(2005年)、「草食系(男子)」(2009年)は、新語・流行語大賞に最終ノミネートされた。近著は『アラフォー独女あるある! 図鑑』(扶桑社)。

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牛窪恵【公式ブログ】

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