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無印良品、口コミ微妙な5品…壊れやすいサンダル、肌触り悪いトイレットペーパー

文・取材=A4studio
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無印良品の店舗の画像

 生活雑貨や食料品を扱うブランドとして1980年に誕生して以来、実に41年もの間、ユーザーの生活に寄り添い続けてきた「無印良品(以下、無印)」。海外にも着々とその店舗を拡大しており、2020年8月の時点で、国内外の店舗数は合計1029店舗にまで到達している。

 また、無印は「感じ良い暮らしと社会」をブランドテーマに掲げ、さまざまな取り組みを行っている。たとえば毎週火曜日には、運営する良品計画の本社ビルを開放して、大学合格に向けた無償の学習支援を行う団体「カフェ塾テラコヤ」の活動をサポート。そこで行われるワークショップでは、学生たちが自分たちで考えた商品を良品計画の商品開発担当者へ提案する、といった試みが実践されているのだ。企業と消費者という枠だけにとどまらない社会へのこうした取り組み姿勢は、大きな注目を浴びている。

 そんな無印では、テレビやネットで紹介され話題となる注目の商品が日夜販売されているが、数多くの優れた商品のなかには、購入時に少々注意しなければならない商品も紛れ込んでいる様子。そこで今回は、そうした“要注意な商品”を独自に5つピックアップ。そのポイントをレビューしてみた。

不揃い レモンとポピーシードのスコーン/150円(税込、以下同)

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 クオリティの高さに定評があり、熱心なファンも多く抱えている無印のお菓子シリーズ。定番商品としては、スコーンなどが人気だが、そのなかの「不揃い レモンとポピーシードのスコーン」には、ややネガティブな口コミも多く見受けられた。

 実際に食べてみたところ、その味はレモンのさっぱりとした酸味やナッツのようなポピーシードの香ばしさが感じられ、美味しい。味の面で難点は感じられなかったものの、食べていて不評の原因と思しき部分がわかったのも、また事実だ。それは、口に入れたときのパサパサ感、そしてスコーンをひと口かじるだけでボロボロとこぼれてしまう食べにくさだ。

 自宅で人目を気にせず食べる分には、あまり問題ないかもしれないが、仮に外出先や職場のデスクで休憩中に食べるような場面では、食べかすが落ちないかと気になってしまうだろう。こちらを気兼ねなく味わいたい方は、家で紅茶を片手にゆっくりと楽しむことをおすすめする。

生姜ほうじ茶(14g)/390円

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 豊かな香りと甘みが人気を呼んでいる“ブレンド茶”も、無印の注目商品のひとつだ。この「生姜ほうじ茶」はその名の通り、ピリッとした辛さと爽やかさが心地良い生姜と、浅煎りにして甘みを引き出した香ばしいほうじ茶を組み合わせた商品。ティーバッグタイプなので、ちょっとした休憩の時間でも手軽に飲めるのだが、その味に対しては否定的な意見も多いようだ。

 ネット上の口コミでは“好みが分かれる”と評されている本品。生姜とほうじ茶という、あまり馴染みのない組み合わせには、意外な味のマリアージュを期待してしまうところだが、実際に飲んでみると、これといった特徴的な風味は感じられず、生姜の味もほうじ茶の味もぼんやりとしている印象である。

 ハトムギとレモングラスなど、無印のフレーバー茶は、意外な組み合わせと絶妙な味のバランスが魅力。そのため、お互いの味がイマイチぱっとしない本品は、賛否が分かれるのも納得だ。どちらか一方の風味を少々強めるだけでも、商品の印象が大きく変わる予感もあるだけに、非常にもったいない一品といえるかもしれない。

足なりサンダル/990円

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 オフホワイト、ブラック、マスタード、カーキグリーン、ネイビーの5色が展開されている「足なりサンダル」。男女問わず着用できるシンプルかつモダンなデザインや、その履きやすさに対しては高い評価も寄せられている。その一方で、不満の声が上がっている商品でもあるのだ。

 購入者たちの声で圧倒的に多かったのは、“壊れやすい”という意見。数カ月でベルト部分が裂けたという人もいれば、なかには2週間も経たずに破けてしまったという人もいる。使用する頻度や履いて歩く距離などによってサンダルの寿命が変わる可能性もあるが、壊れやすいという声が多く寄せられているのには、それなりの理由があるのだろう。

 990円という値段はリーズナブルだが、耐久度を考えると、必ずしもコストパフォーマンスが良いとは言いづらい。ファストファッションブランドのサンダルには同価格帯で耐久度が高いものもあるので、長く使いたいのであれば、そちらを買うほうが賢明だろう。

アカシア プレート/650円

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 無印の木製食器「アカシア プレート」。商品名にもあるアカシアは、衝撃や曲げに強い性質を持っており、食器への加工にも適した木材だ。濃淡の強い木目からは、シンプルな磁器食器にはない暖かみが感じられる。直径約15cm×高さ2cmという使いやすいサイズ感は、食器棚に重ねてもかさばらないだろう。プレートタイプのほかにも、ボウルや深皿などのレパートリーも豊富なため、ついつい集めてしまう方も多いのではないだろうか。だが、取り扱いに注意が必要な一面もある。

 それは、長く使うためには使用後すぐに水洗いをし、しっかりと自然乾燥させる必要があるということ。また、カビが発生する原因になるため、水や洗剤での漬け置きはNG。ほかにも、急激に温度を変えると割れたり劣化したりするので、冷蔵庫や電子レンジには入れてはいけないなど、配慮しなければいけないポイントが多いのである。

 アカシアのデザインや質感に惹かれて購入を検討していた方は、自分でもしっかり管理できるかどうか判断してから購入に至ってほしい。

トイレットペーパー長巻ダブル(125m)/150円

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 無印の「トイレットペーパー長巻ダブル」は、スーパーで販売されている一般的なトイレットペーパーより、かなり長いのが特徴の商品。その長さは125mにも及ぶので、トイレットペーパーが無くなっていちいち交換するのが面倒だという、忙しい方におすすめである。

 だが、本品は紙質に少々難がある印象。スーパーなどで手に入る一般的なトイレットペーパーは柔らかな紙質のものが多いが、本品は古紙を使った再生紙なので肌触りがガサガサなのだ。

 もちろん、量や値段を重要視するのであれば問題はないのだが、肌触りにこだわりたいという方は、取り替えの手間は多少かかるが、柔らか素材のトイレットペーパーを購入するほうが無難だろう。

 環境にも配慮した高品質な商品ラインナップが魅力の無印。多くの商品は満足度の高いものだが、なかには賛否が分かれるものがあるのもまた事実。ぜひこの記事を参考にして、無印で賢い買い物を楽しんでいただきたい。

(文・取材=A4studio)

※情報は2021年11月11日現在のものです。

A4studio

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エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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