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メルカリで買うと後悔必至?リモートワークで“使えない”5つの冷え対策アイテム

文=清談社
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メルカリ」より

 エアコンを1日中つけっぱなしにするのは電気代も高くつく上、手元や足先などの末端までカバーできないこともしばしば。とはいえ、出費をケチり、寒さが気になってリモートワークに集中できない、なんて事態は避けたいところだ。

 そんな悩みを解決しようと、中古で購入できる防寒グッズを探してみても、中には「全然温かくない」「収納場所に困る」など、思わぬ落とし穴がある商品も存在する。そこで今回は、大手フリマアプリ「メルカリ」から、買うと後悔しそうな、リモートワークに不向きな冷え対策アイテム5つを独断で選んでみた(各種情報は調査時点)。

脚入れヒーター

 冷えに悩まされやすい下半身をすっぽりと布で包み込める、脚入れ式のヒーター。電源を入れると、ボックス状になっている底面のヒーターが下から全体を温めてくれる。

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 ネックとなるのは、着脱のしにくさだ。トイレなどのちょっとした離席時や急な来客があったときなどにいちいち紐を緩め、サイドについたマジックテープをはがして脱ぐ必要がある。さらに、マジックテープはホコリなどを巻き込みやすく、セーターを着ている場合、生地がからんで傷んでしまうことも……。

 そして、最大の難点は充電式でなくコンセント式であること。キャスター式の椅子の場合、うっかりコードを巻き込んでバランスを崩して転倒してしまうリスクもある。また、製品自体の重さが1.7キロと重めな上、コンセントのケーブルが太ももに当たる部分から伸びているため、常に下に引っ張られている感覚があるなど、使用感にも不安が残る商品と言える。

デスクマットヒーター

 冬場は手元がかじかみやすい。キーボードを叩こうにも、寒さで動きが鈍った指先では仕事の効率にも悪影響だ。そんなときに便利なのが、この「デスクマットヒーター」。キーボードの下に敷き、付属の給電コードをつないで電源を入れれば、マットがじんわりと温まって手元の冷えから解放されるという商品だ。

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 だが、気になるのは、注意書きにある「加熱中のマットの上にバッテリー内蔵の家電を置かないでください」の一言。キーボードやマウスなどの周辺機器ならともかく、パソコン本体やスマートフォンを直接置くと危険なようだ。仕事中にスマホへの連絡をまめに確認したい場合、そばにスマホを置いておけないのは不便だろう。スマホスタンドやPCスタンドを購入すれば問題なさそうだが、このために別途購入するのも手間とコストがかかってしまう。

 使用者の口コミをネットで探すと、「マットのゴム臭さが気になる」といったデメリットを指摘するコメントも。中には「温かくてうたた寝の癖がついてしまった」という、本末転倒な体験談もあがっていた。目の前の温もりに身を委ねない自信のある、鋼の心を持った人には適したアイテムかもしれない。

保温コースター

 寒い季節は、温かい飲み物でリラックスしながら仕事に打ち込みたいところ。だが、せっかく準備したホットドリンクも、作業に没頭し時間が経てば冷え切ってしまうこともあるだろう。そんなときに活躍しそうなのが、USBで給電しながら使える保温コースター。3段階の温度設定が可能で、時間が経ってもコップ内のドリンクを温かいまま保ってくれて、ガラスやステンレス製カップにも対応している。

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 一見重宝しそうなアイテムだが、口コミを見てみると「プレートは熱くなるが、カップ自体はそこまで温かくならなかった」という声が多数。保温性能には期待しすぎない方がいいだろう。

 さらに、コースター本体自体が116gと軽い上に、底面に滑り止めがついていないため、上からコップを置いた状態でないと不安定になりがち。USBケーブルで接続するという形状も、作業中にケーブルにひっかけて飲み物をこぼしてしまうなどの事故が予想されるため、煩わしさを感じそうだ。

電気ブランケット

 仕事中、サっと1枚羽織ったり、膝にかけたりして活躍する電気ブランケット。折りたたむとカイロや電熱まくらとしても使え、汎用性が高い。USBケーブルさえつながれば場所を選ばずに使用可能で、3段階の温度調節もできる。スイッチ部分を外したブランケット部分は丸ごと水洗いできるのも便利だ。

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 とはいえ、気になるのは発熱するのがブランケット全体の一部分であること。肩から羽織ってみた場合、温まるのは首まわりだけとなり、他の部分は一般的なブランケットと変わらない。ストーブやエアコンの死角となる足元など、冷えやすい部位を重点的に温めるには有効かもしれないが、「これ1枚で暖を取れる」というレベルとは言い切れない。

 それに、92×64cmのビッグサイズのため、シーズン終了時の収納に困ることは間違いない。オンライン会議などでチラ見してしまう可能性も大きいため、使うシーンにも注意が必要だ。オンライン会議の機会が少ない人にとっては、おすすめの一品かもしれない。

電熱ベスト

 首、腹、背中に計5つのヒーターが内蔵された電熱ベスト。電源を入れて約3~5秒で加熱し始め、45℃、55℃、65℃の3段階で温度を調整できる。冬の外出やアウトドアで着るイメージが強いが、室内でも一瞬で暖を取れるので重宝するはず。厚着の煩わしさからも解放され、暖房代の節約にもつながる優良アイテムに見える。

 

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 注意したいのは、メルカリで販売される電熱ベストの多くが、使用時に必要なバッテリーが別売りな点。しかも、この電熱ベストは大容量バッテリーがポケットに収納できないため、小型のバッテリーを用意する必要がある。それを予備も含めて新調するかどうかが悩みどころだ。

 さらに構造上、胴体部分を温めるアイテムのため、末端冷え性に苦しむ人に好まれる商品ではなさそうだ。体がホカホカしても、パソコン作業で最も使う指先が凍えていては、リモートワーク時のベストチョイスとは言えない。

 コロナ禍で在宅ワークが増えた分、冷え対策グッズを探す人は多いだろう。メルカリには他にも多様な商品が出品されており、仕事の効率を格段にアップさせてくれる優秀なアイテムが見つかるはずだ。メリットとデメリットを見極め、とっておきのあったかグッズと出会ってほしい。

(文=清談社)

清談社

清談社

せいだんしゃ/紙媒体、WEBメディアの企画、編集、原稿執筆などを手がける編集プロダクション。特徴はオフィスに猫が4匹いること。
株式会社清談社

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