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「なか卯」を抑えて1位は意外な結果?親子丼、チェーン4社を食べ比べ&ランキング

文=望月悠木/フリーライター
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「なか卯」を抑えて1位は意外な結果?親子丼、チェーン4社を食べ比べ&ランキングの画像1
松屋「親子丼」

 松屋は10月25日、2017年から一部店舗限定で販売していた「親子丼」について、全国の店舗で取り扱いを開始した。牛丼や豚丼のイメージが強い松屋だが、親子丼のクオリティはどうなのか。親子丼のテイクアウトを実施している丸亀製麺、ほっともっと、なか卯と比較して、味や価格などを踏まえたうえでランキング形式で紹介する。

4位:松屋「親子丼」(税込500円)

 残念ながら松屋が今回の最下位。タマネギはシャキッとしており、きざみネギも多く、野菜が存在感を発揮している。また、鶏肉は一つひとつ大きくカットされているだけでなく、中まで味付けがされており、噛むたびに旨味が広がった。鶏肉のクオリティだけだと4社のなかで一番良い。

 しかし、卵は玉子焼きくらい固まっており、トロトロ感は一切なし。また、松屋の「親子丼」で一番気になった点は、とにかく味が薄いという点。上の具材とご飯がセパレートした容器ではないため、家について食べる時にはご飯に玉子やつゆが染みているが、それでも米の味のほうが強い。「サッパリしている」ともいえないほど味がなく、そこそこの量の具材と一緒にご飯を食べないといけない。その結果、ペース配分を誤ってしまい、具材を早々に食べ終わり、まあまあの量のご飯が残った。

【点数】
味:2
ボリューム:4
コスパ:2
合計:8
(各項目5点満点、以下同)

3位:丸亀製麵「親子丼」(並/税込450円)

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 3位はうどんチェーン店「丸亀製麵」の「親子丼」。テイクアウトの場合、具材とご飯がセパレートされている。タマネギはシャキシャキ感が強く噛み応え十分。鶏肉も「味がしっかり染みている」とはいいがたいが、それでもしっかり美味しい。ただ、ご飯の量が少なかったのは残念。

 やはりうどんチェーンが販売している親子丼だけあって、つゆのクオリティがとても高い。塩味は控え目で甘さが強いが、甘すぎるわけではなく、具材の良さを引き立たせながらも、つゆとしての役割を全うしている。また、この甘いつゆがしっかり染み込んだ玉子も絶品であり、甘いだし巻き玉子が好きな人は気に入るだろう。

 しかし、容器の隙間からつゆが漏れてしまい、入れていたビニール袋はびちゃびちゃになった。店で食べる分には問題ないが、テイクアウトする際は運び方に注意したほうがよい。

【点数】
味:4
ボリューム:2
コスパ:3
合計:9

2位:なか卯「親子丼」(並盛/税込490円)

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「ねぎラー親子丼」「チーズ親子丼」などさまざまな種類の親子丼を提供している、なか卯の「親子丼」。トッピングとして三つ葉がのっており、専門店のようなビジュアル。ただ、つゆのしょっぱさが強く、三つ葉やタマネギ、さらには鶏肉が比較的小さくカットされているため、その味がかき消されている。

 ちなみに、今回紹介した親子丼のなかでもっともフワフワ感、トロトロ感を堪能できる本格的な仕上がり。また、半熟感に加えて「つゆだく」なので、ご飯がリゾットのようにべちゃくちゃになるため、「ごはん大盛」(税込560円)にしても良いかもしれない。また、箸よりもスプーンのほうが食べやすい。

【点数】
味:3
ボリューム:4
コスパ:3
合計:10

1位:ほっともっと「親子丼」(ライス普通盛/税込420円)

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 1位は、ほっともっとの「親子丼」。「たくあん」はあまり美味しいとはいえず、タマネギは切り干し大根くらい千切りにされているため、甘味を感じることができない。また、容器が具材とご飯でセパレートしていないため、ご飯にたれがしっかり染みている。よって、人を選びそうな気もするが、気になった点はここくらい。

 鶏肉の大きさも良く、中まで旨味が閉じ込められている。たれはしょっぱさが強めではあるが、しっかりと鶏肉やふわふわした玉子の味を引き立てており、バランスが良い。なにより、420円でこの味の親子丼を食べられるのはありがたい。プラス50円大盛りにできるため、大盛りにしても他のチェーン店よりも高くはならず、コスパ面も優れている。

【点数】
味:4
ボリューム:4
コスパ:4
合計:12

 世間では「なか卯」といえば「親子丼」というイメージも強いため、その「なか卯」を抑えて持ち帰り弁当チェーンの「ほっともっと」が1位になり、意外な結果になったと感じる向きもあるかもしれない。親子丼のテイクアウトを利用する際は、今回のレポートを参考にしてただければ幸いである。

(文=望月悠木/フリーライター)

望月悠木/フリーライター

望月悠木/フリーライター

フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている

Twitter:@@mochizukiyuuki

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