「2013年冬、20〜30代Twitterユーザーのボーナス使い途ランキング」
(文=黒沼 透(@torukuronuma)/株式会社アクトゼロ)
12月中旬に入り、冬のボーナス支給シーズンとなりました。日本経済新聞社の集計によると、全産業の今冬ボーナス平均支給額は前年比2.55%増の74万1677円と、2年ぶりのプラスとなり、個人消費を押し上げる可能性が出ています。そんなボーナスの支給を楽しみにしている方も多いと思いますが、みなさんはもう使い途は決まりましたか? 今回はTwitter上でのつぶやきから、20〜30代がボーナスをどのように使う予定なのかをソーシャルデータ分析します。
まず、各世代の使い途ランキングは冒頭の図の通りです。調査ツールは、データセクション株式会社のInsight Intelligenceを使用しています。
●20〜30代Twitterユーザーの男女別ボーナスの使い方ランキング
今回の調査では、「ボーナス」や「賞与」などというワードとともに「購入したい」「使いたい」「買いたい」「飲みたい」「食べたい」という、各ユーザーの行動をフックに出現率の高いワードを上位100位分の中で合計し(「PS4」と「3DS」は「ゲーム」として合算)、ランキングとしてまとめました。また、ツイート主の年代・性別は、文脈や登場ワードなどから精度90%の確度で推定することが可能です。
すべての世代の中で、出現率の高い項目は「パソコン」「カメラ」「ゲーム」です。「パソコン」というワードでは、「壊れちゃったから(遅くなったから)パソコン買い直さないと」といった具合で、買い替え需要が多く語られていました。「カメラ」に関しては男女ともに、「一眼レフ」というワードでのツイートがとても多く、「一眼」の本格的なカメラ志向が強く感じられました。スマートフォン(スマホ)のカメラがどんどん高機能化しているので、コンパクトデジタルカメラの使用頻度が落ちていることからも自然な流れかもしれませんね。ブログやソーシャルメディアできれいな画像を見せたいという欲求も、背景にある気がします。「ゲーム」に関しては、男性では国内発売が来年2月に迫った「PS4」のワードが多く登場しました。反対に女性では「DS」や「VITA」といったワードが見られ、携帯型ゲーム機へのニーズの高さを感じました。
次に、各世代ごとの特徴的な内容を細かく見ていきます。