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インスタ世界的普及でSNS競争の終焉か…FBと“二強”で固定化、LINEはアジアで限定的

文=A4studio
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 Mastodonの伸び悩みしかり、インスタ以降は大きなムーブメントを巻き起こすSNSが登場していない。今後のSNS業界はどのようになっていくのか、最後に坂本氏が語ってくれた。

「まずFacebookの優位は揺るがないでしょう。まさに“SNS界の帝王”といえる存在にまでなっていますからね。そして2位のインスタですが、個人的にはこれからまだユーザー数を増やし、伸びていくと予想しています。著名人の利用がかなり増えてきたことで注目度や利用者数も上がっており、ビジネスに応用したい企業が選ぶSNSでもぶっちぎりトップです。

 インスタはFacebookに買収され現在は傘下となっています。Facebookがプライバシー重視のコミュニティへと舵を切っているので、Facebook社のSNSの中ではInstagramがオープンな部分を担うことになるかもしれません。いずれにしても、近い将来を考えてもFacebookとインスタの二強状態は、当面は揺るがないでしょうね」(坂本氏)

 日本ではmixiから始まり、Facebook、Twitter、インスタと数年ごとにブームが移り変わっていった印象であることから、そろそろ次世代SNSブームが来るだろうと予想していた方も少なくないだろう。だが、実際はFacebookとインスタが盤石な牙城を築き上げ、新興勢力が台頭する隙がないというのが現状のようだ。大局的に考えると、SNS業界は次々に人気のサービスが登場した黎明期が終わり、現在は成熟期に入っているということなのかもしれない。

(文=A4studio)

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