ビジネスジャーナル > ITニュース > IT関連事件ニュース > 圧倒的コスパでバカ売れ格安スマホ  > 2ページ目
NEW
山口健太「IT業界最前線」

圧倒的コスパでバカ売れ格安スマホがこれだ!価格1万円台でもスペック3万円レベル

文=山口健太/ITジャーナリスト
【この記事のキーワード】, , ,

 その点、nova liteは実際に使っているユーザーからの評価も高い。メモリーは3GBを搭載しており、操作感は滑らか。5.2型・フルHDの画面もくっきりした表示で見やすい。厚さは7.6mmと薄く、安っぽさを感じない仕上がりだ。Androidのバージョンも最新の7.0、バッテリー容量も3000mAhと隙がない。

圧倒的コスパでバカ売れ格安スマホがこれだ!価格1万円台でもスペック3万円レベルの画像3この価格帯では珍しく、本体背面に指紋センサーも搭載する
圧倒的コスパでバカ売れ格安スマホがこれだ!価格1万円台でもスペック3万円レベルの画像4ボディの質感も安っぽさを感じさせない

 たしかにnova liteには、防水やおサイフケータイといった日本向けの機能はない。さらに細かく見ていけば、ストレージの容量がやや小さいとか、5GHzのWi-Fiに対応していないなど、細かくコストダウンしている点はある。

 しかし質感やスペックを見ていけば、他社の3万円クラスに匹敵するレベルに仕上がっている。その背景には、製品ラインアップの分厚さがある。つまり、PシリーズやMateシリーズなど上位機向けにつくり込んだ機能や加工技術を、普及価格帯にうまく落とし込んでいるというわけだ。

 さらに、本体価格としては2万円台前半だが、SIMカードとのセットなら1万円台で売る事業者も現れ、コストパフォーマンスの高さはますます際立っている。

 格安スマホ市場全体は拡大しているとはいえ、いよいよ他メーカーは追随が難しくなっている。日本で安定したブランド力を誇るソニーモバイルコミュニケーションズや、ファーウェイに匹敵する勢いの台湾ASUS、シニア層の安定した人気を誇る富士通は生き残っていきそうだが、ファーウェイのシェア拡大は当分の間、続きそうだ。
(文=山口健太/ITジャーナリスト)

山口健太/ITジャーナリスト

山口健太/ITジャーナリスト

1979年生まれ。10年間のプログラマー経験を経て、フリーランスのITジャーナリストとして2012年に独立。主な執筆媒体は日経クロステック(xTECH)、ASCII.jpなど。取材を兼ねて欧州方面によく出かけます。
山口健太

Twitter:@yamaguc_k

圧倒的コスパでバカ売れ格安スマホがこれだ!価格1万円台でもスペック3万円レベルのページです。ビジネスジャーナルは、IT、, , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!