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4Kテレビは不要or十分に意味ある?メリットを享受するためにはどうすればよいのか?

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●ネイティブ4K映像でなくても楽しめる

 しかし、ここに1つの課題がある。それは4K解像度の映像が、まだあまり多くないということだ。言うまでもなく、現在の地上波テレビはフルHDであり、2014年からようやくCSで4K放送が試験的に開始されることになっている。そして市販ビデオにおいても、ブルーレイビデオより高解像度なものはないため、フルHDにすぎない。

 このネイティブな4Kコンテンツ(4K用につくられた映像作品)がほとんどない状況をカバーするため、現在の4KテレビにはフルHDやそれ以下の解像度の映像を4Kに変換する機能、いわゆる「アップコンバート機能」が搭載されている。これによって、ある程度のレベルの映像を4Kで楽しむことができるようになっているのだ。

 そして、最近のブルーレイビデオの中には、4Kにアップコンバートすることを意識した高画質なものも増えている。テレビでもビデオメディアでも、ネイティブ4Kコンテンツがなくても、今でも4K映像を楽しめるというわけだ。

 結論的に言えば、4K対応テレビは、もはや未来のものではなく、今そのメリットを享受できるものなのだ。50インチ以上の大画面テレビで美しい映像を楽しみたいという人であれば、今、4Kを選ぶメリットは大きい。
(文=一条真人/フリーライター)

BusinessJournal編集部

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