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しかし今回は、個人利用者も一斉に買い替えた。しかも、12年以上前にリリースされたOSを、その後に発表されたWindows Vista、Windows 7の2世代分の期間、買い替えずに使い続けた人々だ。つまり変化を嫌い、腰も重い層だと考えられる。今回は、Windows XPに比較的使用感の似ているWindows 7を購入した人と、最新のWindows 8.1を購入した人に分かれていると考えられ、一斉にOSのサポート切れを迎えるということもないだろう。
今回、PCが壊れたり、使いたいアプリケーションが動かなくなったなど、物理的に「使えなくなった」から買い替えたという人は少ないと考えられる。すなわち、もともと買い替えを考えていた人だけでなく、しばらく使い続ける予定だった人も巻き込んだ結果の特需だ。言い換えれば、PCを買いたいと思う人の貯金を1回使い切ってしまった状態にある。
この特需を越えた先で、各PCメーカーはどのように対応していくのか。一部では法人向けマシンや、映像処理等の業務用途にも耐えられる高性能機などを強化しようという動きもあるが、それだけで業界が十分に支えられるのか、気になるところだ。
(文=エースラッシュ)
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