「上西議員は居直り、議員辞職という道を選びませんでした。これが今なお、上西議員へのバッシングがおさまらない最大の理由でしょう。宮崎議員も衆院議員という肩書きは死守するのではとの見方がありましたが、その予想をいい意味で裏切ったのは今後の彼の人生において、かなりプラスに働くと思います。国会議員として再起することは極めて難しいでしょうが、別の道ならば可能性は大いにあると思います」(同)
生き残る道
堺屋氏は今後の宮崎議員の道しるべとして、2人の名前を挙げる。
「大桃美代子と麻木久仁子との泥沼三角関係を繰り広げたジャーナリストの山路徹氏、そして元衆院議員で現在は薄口政治評論家として活躍する杉村太蔵氏。この2人の処世術のいいとこ取りをすれば、テレビなどのメディアでコメンテーターとして活躍する可能性はゼロではないでしょう。山路氏のように情けないまでに自分の非を認め続けるスタンス、そして同じく若手の衆院議員で軽薄なイメージのついていた杉村さんのスタンス、これらを踏襲して今回の騒動を自虐ネタに昇華できれば十分需要は見込めます」(同)
そもそも宮崎議員は2006年に衆院議員の加藤鮎子と結婚したものの、09年に離婚。この際の原因も彼の女性問題といわれていた。さらに、近年も国会内で受付の女性をナンパしていたなどの噂も立っている。
「要するに彼の“女好き”は今に始まったことではないのです。不倫をする男性は、本当に一時の気の迷いで妻を裏切ってしまうタイプと、そのそも“裏切る”という感覚が希薄で気に入った女性には片っ端から手を出すタイプ、大きく分けるとこの2タイプに分かれますが、宮崎議員は後者です。表向きは清廉性を求められる国会議員という職には、もともと彼は不向きだったのではないでしょうか。しかし、“最低最悪のダメ男キャラ”をモノにすることができれば、さまざまなメディアから求められる可能性もあると思います。これだけ節操なく女性に手を出す“能力”がある男性ですから、斜め上の視点から少子化問題の提言をする色物なコメンテーターとしてなら、大成するかもしれません」(同)
今後の宮崎議員の言動にも注目していきたい。
(文=編集部)