【沖田臥竜コラム】

六代目山口組系と住吉会系で明暗を分けた「みかじめ料」裁判…恐喝でかたや無罪、かたや実刑


 現在、六代目山口組三代目弘道会の中核組織である三代目高山組・南正毅組長も、飲食店から用心棒代を受け取っていたとして逮捕・起訴されている。今後もこういった用心棒代やみかじめ料をめぐって、警察当局とヤクザ組織の攻防は続いていくのではないだろうか。

「ひと月あたり、わずか数万の守り代(みかじめ料)で懲役にいかないかんて、もう怖くてもらうことなんてできない」

 ある幹部がぼそりとこう呟いたのが、現在のヤクザ社会の世情を表しているかのようで、ひどく印象的であった。
(文=沖田臥竜/作家)

沖田臥竜/作家

作家。2014年、アウトローだった自らの経験をもとに物書きとして活動を始め、小説やノンフィクションなど多数の作品を発表。小説『ムショぼけ』(小学館)や小説『インフォーマ』(サイゾー文芸部)はドラマ化もされ話題に。最新刊は『インフォーマ2 ヒット・アンド・アウェイ』(同)。調査やコンサルティングを行う企業の経営者の顔を持つ。

Twitter:@pinlkiai

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